ハウスウェディングのお葬式版!?「邸宅葬(ていたくそう)」とは
ここ数年ほどで、「邸宅葬会館」と呼ばれる新しいスタイルの葬儀会館が全国各地に生まれています。瀟洒な邸宅を一軒丸ごと貸し切り、併設の小さな式場で葬儀を行うスタイルは、まるでハウスウェディングのお葬式版のようです。邸宅葬の魅力についてご紹介します。
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火葬だけ通夜や葬式を行わない「直葬(ちょくそう)」の割合が、都市部では2割を超えるようになったといわれます。葬式のない送り方が可能になった今、葬式は必要なのか、不要なのかと悩む人もいることでしょう。悩んだときのヒントになる考え方をご案内します。
人が亡くなったときに必須となっているのは、日本の場合、「死亡手続き」と「遺体処理」の2つです。市区町村役場に死亡届を提出し、遺体を火葬、または土葬すれば、喪主として最低限の役割を果たせるといえます。つまり、葬式は必要か不要かという問いに真面目に答えるとすれば、「葬式が必要か否かは遺族の判断だが、必須のものではない」ということになるでしょう。
葬式の必要性を考えるなら、葬式に与えられている役割を確認するのがポイントです。葬式の役割は、全部で3つあります。「3つとも、ぜひとも必要なものだ」と考えるなら、その人にとって葬式は必要ということになります。一方で、3つのうち不要と感じられるものがあれば、従来の葬式とは違った形の見送りとするのがよいかもしれません。「1つの役割も必要ない」という人にとって、葬式は不要ということになるでしょう。
葬式における1つめの役割は、故人に別れを告げ、気持ちに整理をつけることです。故人に花を手向けたり、弔辞を読んでもらったりといったセレモニーを設けることで、生きている人が別れに対してけじめをつけることができます。けじめをつけられるのは、親族も、参列者も同じです。もしも気持ちに整理がつけられないと、愛する家族が亡くなったことをいつまでも受け止められず、グリーフ(死者を想い嘆く気持ち)が長引きます。その結果、精神的なダメージから回復することが困難になってしまうかもしれません。
たくさんの人が参列する葬式は、生前お世話になった人に、遺族が感謝の気持ちを伝えられる格好の場です。通夜ぶるまいや精進落としによっておもてなしを行えば、一人ひとりに挨拶をすることができます。今後の縁をつなぐためにも、必要な場といえるでしょう。もしも感謝を伝える場がなければ、生前に故人と交流のあった人は、寂しさを感じてしまいます。その後のつきあいにも影響が生じてくるかもしれません。
葬式は、故人が安らかに眠れるように導く儀式の場でもあります。仏教、神道、キリスト教などの宗教者が訪れ、宗教儀式を行って故人の霊をなぐさめます。「葬式は必要ない」と思っている人のなかには、このような宗教儀式の部分に疑問を持っており、「私は無宗教だから、宗教儀式は必要ない」と考える人が多数いるようです。
葬式における3つの役割は、どれかを「不要」と思えば、オリジナルな葬式を組み立てることが可能です。例えば、1+2+3と、いずれの役割も外せないと思うようなら、従来のような宗教儀式を取り入れた一般葬を行うことになります。1+2なら、宗教フリーの無宗教葬です。1+3なら、親族だけで行う家族葬がいいでしょう。また、1だけでよいということなら、少人数で無宗教の家族葬か、直葬の前に親族だけで簡素なお別れをする形式がいいでしょう。
葬式は、必ずしも必要というわけではありません。葬式の3つの役割を知って、どんなお別れが自分と家族によりふさわしいかを考えてみましょう。もしかしたら、今までに見たことのない、オリジナルな葬式の形が生まれるかもしれませんよ。「こんな葬式だったら、ぜひやりたい」と思える形を模索するのが大事です。
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