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お彼岸法要とは何をするもの?流れやお布施の相場について

お彼岸の時期になると、家族で出かけ、お墓参りするというのは日本ではお馴染みの習慣でしょう。お彼岸のお墓参は仏教の教えが庶民に広がったのち、日本独自のものとして定着しました。お彼岸に行うお墓参りにどのような意味が込められているか、ご存じない方も多いのではないでしょうか?今回は、お彼岸法要では本来何をすべきなのかをご紹介したいと思います。


お彼岸法要とは?

仏教における考えでは、我々が生きているこの世界を「此岸(しがん)」と言い、迷いや苦悩に満ちた世界としています。それに対して、ご先祖様がいる世界を「彼岸(ひがん)」と言います。いわゆる極楽浄土です。仏教では極楽浄土に到達することを目的としており、そのためには此岸にいるうちに六波羅蜜(ろくはらみつ)と言われる修行を行う必要があるとしています。

六波羅蜜

  • 布施(ふせ):見返りを求めてないお布施を行うこと
  • 持戒(じかい):自らを戒めること
  • 忍辱(にんにく):如何なる辱めも堪え忍ぶこと
  • 精進(しょうじん):絶え間なく努力すること 
  • 禅定(ぜんじょう):座禅し、自分自身を見つめること
  • 智慧(ちえ):上記した五つの波羅蜜の実践によって智慧を得ること

しかし、日常で六波羅蜜を達成することは難しく、せめて一年において春と秋の2回は実践しようと行うのがお彼岸法要の考え方です。つまり、改めて自分を律して、生かされていることに感謝を述べる日ということです。

 

お彼岸の日程は?

お彼岸は以下の日程に決められており、その期間は年ごとに変わります。

  • 春彼岸:3月の「春分の日」を中日とし、前後3日の合計7日間
  • 秋彼岸:9月の「秋分の日」を中日とし、前後3日の合計7日間

内閣府では春分の日を「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」、秋分の日を「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」として「国民の祝日」に認定しており、この祝日の前後をお彼岸と言います。日本は農耕民族であり、自然と共に生き、その恵みに感謝する意識が中国やインドよりも強く根付いています。だからこそ、この習慣が生まれたことが分かりますね。また、春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈み、西に位置する「彼岸」と東に位置する「此岸」が最も通じやすい日とされていることもお彼岸法要を行う所以の一つです。

 

一般的なお彼岸法要は何をするの?

お彼岸法要において特別な行事や決まりごとはなく、お墓参りを行うのが一般的です。ご先祖さまのお墓に行き、周辺の雑草を抜いたり墓石を水で洗ったりするなど、お墓をきれいにします。そしてお花と線香をお供えし、墓石に手を合わせて日頃の感謝の気持ちを伝えましょう。お墓に行けなくとも、家に仏壇があればおはぎや果物などをお供えして手を合わせると良いでしょう。難しいことは何一つありませんので、ぜひ行うようにしましょう。

 

僧侶によるお彼岸法要

お彼岸法要はお墓参りだけでなく、自宅に僧侶を招いて法要を行っていただくこともあります。内容は僧侶による読経と法話です。喪服でなくとも構いませんが、服装は派手な色目を避けてシンプルな落ち着いた服装が良いでしょう。お寺に伺いって合同のお彼岸法要を行っていただくこともあります。

お彼岸法要のお布施の相場

僧侶に法要を行っていただく場合は気持ちとしてお布施をお渡しします。あくまで目安ですが、自宅に招いた場合一般的な相場は3万〜5万円程度です。またお車代として3千〜5千円を別に包むと良いでしょう。お寺で合同法要を行う場合のお布施は3千〜5千円が一般的とされています。

お彼岸法要でのお布施の表書き

お彼岸法要でのお布施の表書きは宗派や地域によって違いがあるものの、一般的には「御布施」と書きます。使用する墨は薄墨ではなく、普通の墨で大丈夫です。お布施は直接そのまま手渡しするのではなく、おぼんの上に乗せてからお渡しするか、袱紗(ふくさ)を用いてお渡すると良いでしょう。

 

お彼岸法要のまとめ

お彼岸は仏教の教えによるものですが、今や宗教の枠を越え、日本国民の習慣として根付いています。親を大切にし、先祖を敬うだけでなく、自分自身の心が改まり、より豊かな日々を送るきっかけとなるでしょう。ぜひお彼岸法要を大切にしてください。

 

関連記事:初彼岸はいつ、何をするべき?法要は必要?
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