仏壇は必要?不要?現代における役割とは
仏壇が生まれた時から家に置いてある、毎日仏壇にお供えもしているという日本人は多いでしょう。しかし、現代では仏壇は不要だ、お参りはお墓だけでよいと考える人も増えてきているようです。また、必要だと思っていても、仏壇を買うのはお金もかかる、置く場所もない、ということから無くても困らないのではと悩んでいる人も多いことでしょう。そこで、改めて仏壇の必要性とはなにか、仏壇とはどのようなものなのかに、そして仏壇が不要であると考える理由などについて説明していきます。
納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > お墓・お葬式・供養 > お彼岸法要とは何をするもの?流れやお布施の相場について
お彼岸の時期になると、家族で出かけ、お墓参りするというのは日本ではお馴染みの習慣でしょう。お彼岸のお墓参は仏教の教えが庶民に広がったのち、日本独自のものとして定着しました。お彼岸に行うお墓参りにどのような意味が込められているか、ご存じない方も多いのではないでしょうか?今回は、お彼岸法要では本来何をすべきなのかをご紹介したいと思います。
仏教における考えでは、我々が生きているこの世界を「此岸(しがん)」と言い、迷いや苦悩に満ちた世界としています。それに対して、ご先祖様がいる世界を「彼岸(ひがん)」と言います。いわゆる極楽浄土です。仏教では極楽浄土に到達することを目的としており、そのためには此岸にいるうちに六波羅蜜(ろくはらみつ)と言われる修行を行う必要があるとしています。
しかし、日常で六波羅蜜を達成することは難しく、せめて一年において春と秋の2回は実践しようと行うのがお彼岸法要の考え方です。つまり、改めて自分を律して、生かされていることに感謝を述べる日ということです。
お彼岸は以下の日程に決められており、その期間は年ごとに変わります。
内閣府では春分の日を「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」、秋分の日を「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」として「国民の祝日」に認定しており、この祝日の前後をお彼岸と言います。日本は農耕民族であり、自然と共に生き、その恵みに感謝する意識が中国やインドよりも強く根付いています。だからこそ、この習慣が生まれたことが分かりますね。また、春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈み、西に位置する「彼岸」と東に位置する「此岸」が最も通じやすい日とされていることもお彼岸法要を行う所以の一つです。
お彼岸法要において特別な行事や決まりごとはなく、お墓参りを行うのが一般的です。ご先祖さまのお墓に行き、周辺の雑草を抜いたり墓石を水で洗ったりするなど、お墓をきれいにします。そしてお花と線香をお供えし、墓石に手を合わせて日頃の感謝の気持ちを伝えましょう。お墓に行けなくとも、家に仏壇があればおはぎや果物などをお供えして手を合わせると良いでしょう。難しいことは何一つありませんので、ぜひ行うようにしましょう。
お彼岸法要はお墓参りだけでなく、自宅に僧侶を招いて法要を行っていただくこともあります。内容は僧侶による読経と法話です。喪服でなくとも構いませんが、服装は派手な色目を避けてシンプルな落ち着いた服装が良いでしょう。お寺に伺いって合同のお彼岸法要を行っていただくこともあります。
僧侶に法要を行っていただく場合は気持ちとしてお布施をお渡しします。あくまで目安ですが、自宅に招いた場合一般的な相場は3万〜5万円程度です。またお車代として3千〜5千円を別に包むと良いでしょう。お寺で合同法要を行う場合のお布施は3千〜5千円が一般的とされています。
お彼岸法要でのお布施の表書きは宗派や地域によって違いがあるものの、一般的には「御布施」と書きます。使用する墨は薄墨ではなく、普通の墨で大丈夫です。お布施は直接そのまま手渡しするのではなく、おぼんの上に乗せてからお渡しするか、袱紗(ふくさ)を用いてお渡すると良いでしょう。
お彼岸は仏教の教えによるものですが、今や宗教の枠を越え、日本国民の習慣として根付いています。親を大切にし、先祖を敬うだけでなく、自分自身の心が改まり、より豊かな日々を送るきっかけとなるでしょう。ぜひお彼岸法要を大切にしてください。
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