神道の葬祭儀式「神葬祭」とは?葬儀から埋葬まで を解説
神道の埋葬方法について、どれくらい知っているでしょうか?日本は仏式による供養や埋葬方法がほとんどのため、家系が神道でないとなかなか知る機会がありません。しかし、伝統的な日本の宗教である神道がどんなものなのか知りたいとは思いませんか。今回は、神道の葬儀の流れや埋葬方法について、説明していきます。
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葬儀社のHPやチラシに「1級・2級葬祭ディレクターが安心の葬儀をご担当します」などと書かれてあるのを、見たことのある人もいるでしょう。葬祭ディレクターという名称を聞くと、それだけでプロっぽくて安心してしまいがちですが、実際にはどんな資格で、何をしてくれるのでしょう。葬祭ディレクターについて解説します。
「葬祭ディレクター」という肩書を名乗れるのは、「葬祭ディレクター技能審査」を受験し、合格した人だけです。「葬祭ディレクター技能審査」は、葬儀業界では唯一の厚生労働省認定制度であり、葬祭業界で働く人にとって必要とされる知識、技能を審査するものです。厚生労働省が認定しているのは、個々のディレクター資格ではなく、審査制度そのものです。つまり、厚生労働省が直接審査や認定を行うわけではなく、葬祭ディレクター技能審査協会が独自に試験を行い、認定を行っています。試験者は、仕事の先輩である葬儀のプロに審査され、業界人として認められるのです。
葬祭ディレクターには、2級と1級があります。2級の受験資格は葬祭実務経験2年以上で、合格すると個人葬のプロとして認定を受けることになります。対して1級の受験資格は、葬祭実務経験5年以上で、合格すると社葬を含むすべての葬儀のプロとして認定を受けることになります。多くの葬儀業界人は、実務を経験して2年が過ぎたところでまずは2級を受験します。その3年後に、1級を受験する資格が得られます。それぞれ、合格すると名刺等に「●級葬祭ディレクター」などと記載できるようになるのです。1級、2級を合わせて累計3万人ほどが認定されており、これは葬儀業従事者全体の数からみて、およそ4割にもなるといわれています。
参考文献:厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査
葬祭ディレクターの試験は、大きく3分野に分かれています。1つは学科試験で、葬儀や遺族心理、宗教などにまつわる知識を評価します。試験の範囲は実務に関わる知識だけではなく、人の死に関する社会的環境や、死にまつわる法律、人が亡くなったときの行政手続きなど広範囲にわたります。2つ目の分野は、実技試験です。遺族に対しての接遇について判定します。ほか、実際に司会をして適切な進行ができるかどうかの判定、式場設営のための幕装飾を素早くきれいに行うことができるかの判定があります。だいぶ実務的です。3つ目の分野は、実技筆記です。言葉遣いや心配りをみるほか、質問やクレームにきちんとした対処をとることができるかを試験し、遺族に対して適切なサービスを行えるかを判定します。
それぞれ7割以上の得点で合格となります。葬祭ディレクターの肩書があれば、その人は経験も技術も業界人としてお墨つきを得た葬儀のプロということになるのです。安心して葬儀を担当してもらえるといっていいでしょう。
葬祭ディレクターの主な仕事は、遺族と打ち合わせをしながら葬儀をプランニングし、施行することです。限られた時間でどれほど遺族の要望を引き出し、満足のゆくお葬式をプランニングできるかは、葬儀担当者の腕にかかっています。葬祭ディレクターは、経験に裏打ちされた対話の技術で遺族の心をつかみ、納得の葬儀プランを提案してくれる存在です。また、葬儀や法事について迷っていることや困っていることがある遺族には、豊富な知識に基づいた適切なアドバイスをします。宗教的でデリケートなことにも一つの答えをくれますし、どのように宗教者とコミュニケーションをとったらよいかということについても、相談にのってくれるでしょう。
なお、喪主が滞りなく葬儀を終えられるよう、精神的なサポートをするのも葬祭ディレクターの仕事のうちです。喪主の不安を一つ残らず取り除き、喪主が決定したことをスムーズに行えるよう、方針に反対する親族には懇切丁寧に喪主の意向を伝えます。試験内容には遺族心理を理解するための知識もあるので、悲しみに沈む遺族のケアサポート役としても優れています。
葬祭ディレクターの資格と仕事に就いて解説しました。もちろん、以上のような仕事は、葬祭ディレクターの肩書がなくとも、葬儀の担当者であれば業務内の仕事です。ただ、葬祭ディレクターは、葬儀にまつわる知識や技能があることを客観的に認められた存在です。その違いだけ、心に留めておきましょう。
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