仏教の歴史と宗派の特徴について~奈良・平安・鎌倉仏教~
仏教にはさまざまな宗派があります。ここでは、インドで興った仏教が中国を経て日本へやってきた歴史とともに、日本における伝統的な仏教の十三宗と、奈良時代に栄えたいくつかの宗派について解説します。
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我々日本人にとって、仏式でお葬式をし、寺院が管理する墓地に納骨されるのは、いたって一般的なことです。しかし、他の宗教の人からすれば、決してそうではありません。夫婦間で宗教が違うとき、お墓はどのように選べばよいのか。その解決策について、詳しく解説します。
夫婦で信仰している宗教や宗派が違うときでも、同じお墓に入ることは可能です。ただ、入る予定のお墓が先祖代々のお墓であり、寺院など宗教者が管理をしている場合には、一緒に入ることはできないかもしれません。解決策として、さまざまな方法を紹介します。
解決策として最もシンプルなのは、先祖代々のお墓とは別に夫婦だけのお墓を求めることです。このとき、どのような宗教の信仰者でも入ることができる宗教不問のお墓を探しましょう。お墓といえば昔ながらの寺院墓地をイメージする人はあまりピンとこないかもしれませんが、宗教不問の霊園は数多くあります。公営の霊園は例外なく宗教不問です。また、石材店などが管理運営を請け負っている霊園の多くは、宗教を問いません。最近注目を浴びている樹木葬の霊園や納骨堂も、宗教フリーとするところが多いのが特徴です。また、寺院が直接管理運営している霊園でも、檀家のための墓地と宗教を問わず誰でも入れる墓地とを区画分けしているところはあります。まずはインターネットなどを利用して、近くの霊園が宗教フリーか否かを調べてみましょう。なお、まれに「宗教不問」と書いてあっても、「これまでの宗教は問わないが、お墓を購入したら檀家になってもらう」という意味の寺院墓地が存在します。意味をよく確認しましょう。
信仰心が強ければ、「自分は宗教フリーのお墓ではなく、やはり自分の信仰する宗教のお墓に入りたい」という人もいるでしょう。どうしてもその気持ちを譲ることができなければ、それぞれ別のお墓に入るという選択肢しかありません。しかし、それでは寂しいでしょう。一体感を感じるために、お互いの遺骨を少しずつ分骨し、それぞれのお墓に納めると約束してはいかがでしょうか。もちろん、分骨といえども、他宗教の人の遺骨をお墓に入れるには、管理している宗教者の許可が必要です。しかし、信仰を貫いた上での分骨なら、理解してくれる宗教者は多いと考えられます。
先祖代々墓とは別に夫婦だけのお墓を建てるのは、かなりの出費となります。そこまでの経済的余裕がないと考える人も、諦める必要はありません。一般的なお墓よりもリーズナブルなのが、納骨堂です。宗教フリーの納骨堂を購入するのはいかがでしょうか。夫婦2人が入るタイプもあれば、子世代まで使えるタイプもあります。一昔前まで、納骨堂といえばお墓ができるまでの仮のすみかか、身寄りのない人の遺骨が収まる場所というイメージがありました。しかし、都心でお墓の価格が高騰するにつれ、アクセス良好でお墓参りのしやすい上に安価な納骨堂に注目が集まっています。ニーズを受け、一階にサロンを設けるなど、ホテルのような明るい雰囲気の納骨堂が都心に建てられるようになりました。機会をみて見学に行ってみると、夫婦2人ともが気に入る納骨堂を見つけられるかもしれません。
思い切って、お墓自体を作らないという選択肢もあります。散骨という方法です。夫婦2人とも散骨としてしまえば、今後一切お墓のことで悩まずに済むでしょう。散骨のための業者は多数あります。業績の多いところに依頼するのが安心ですが、「どうせなら思い出の海に散骨したい」など、2人なりのこだわりが生まれるかもしれません。マナーのことを考えれば、世界のどこへでも散骨ができるとは限りませんが、2人の希望をできる限り叶えてくれようとする業者に頼りましょう。
以上、夫婦間で宗教が違うときのお墓をどうすべきか、解決策を4つ紹介しました。どんな方法を選ぶかは夫婦間で相談することが大事なのはもちろん、子世代の希望もきちんと汲み取ることが大切です。実際にお墓参りをして、お墓を使うのは子世代だからです。とくに先祖代々墓の代わりに夫婦墓を買う場合は、将来子世代が管理するお墓を増やしてしまうことになります。未来のことまで想像して、納得のいくお墓の形を見つけましょう。
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