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納骨堂コラム【納骨堂辞典】

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納骨堂を購入しようかお考えの方が疑問に思うことをまとめました。
そもそも永代供養とは何?納骨堂は散骨とはどう違うの?といった納骨堂のコラムを紹介します。

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納骨堂は寺離れを加速させる?そうともいえない納骨堂のメリットとデメリット

檀家離れが深刻化しているといわれている昨今、個人墓ではなく納骨堂を作ったほうが活用してもらえるのではと考えている寺院は多いでしょう。しかし、「納骨堂を作ったら、寺離れを加速させるのでは」という不安もぬぐえないかと思われます。寺院側からみた、納骨堂のメリットとデメリットをご紹介します。

檀家,納骨堂


納骨堂とは?ビル型のお墓

納骨堂は遺骨の安置所としては昔からある建物・システムですが、最近は安置所ではなくお墓としての認識も広めています。新設される納骨堂はほぼお墓としての役割を持ったもので、特に機械搬送式という従来のロッカー式、仏壇式より石のお墓に近くプライベート空間も保たれるようなものが増えています。

 

納骨堂のメリット1:少ない土地にたくさんの遺骨をお迎えできる

個別墓が一戸建てだとしたら、納骨堂はマンションです。価格の設定によっては、個別墓よりも効率の良い収入が見込めるでしょう。なお、納骨堂内に合祀墓を設け、個別のスペースは期限付きの永代供養墓としてしまえば、契約期限の後は空きが出ることになります。これによって、半永久的に遺骨をお迎えする場所を確保できます。

 

納骨堂のメリット2:様々な考えの人に興味を持ってもらえる

承継しなければならない個人墓を買い控える傾向のある現代人には、納骨堂のほうが気軽なイメージを持ってもらえます。とくに「宗教フリー」と銘打ち、檀家にならなくともよいことを強調すれば、「檀家にならなければならないので、お寺の中のお墓は遠慮したい」という考えの人たちへの訴求ポイントにもつながります。様々な考えの人に、自院の墓地をアピールできるチャンスです。

 

納骨堂のメリット3:「墓友」同士の交流をしてもらうことも可能

最近では、樹木葬など複数の遺骨を一か所に埋葬するタイプのお墓で「墓友」同士の交流会を行っているところがあります。同じ場所へ墓所を得た人が彼岸などに集まって、合同供養祭を行うのです。納骨堂の建設を機に、「墓友」を集めた合同供養祭を行うことにすれば、お寺の活性化につながります。灌仏会や施餓鬼会に合わせて墓友が集うイベントを行えば、賑やかななかで法要を行うことができるでしょう。

 

納骨堂のメリット4:施設の整え方によってはお墓参りに来る人が激増する


今、都市型の納骨堂として、まるでホテルのような施設が生まれています。一階をガラス張りのラウンジにして太陽光を取り入れるなど、お墓のイメージを一新させるようなデザインが特徴的です。そもそも納骨堂には、雨を気にせずにお参りできる、清掃や草むしりをしなくて済むというメリットがあります。加えて、イメージが明るく、バリアフリーが徹底しているとあれば、気軽にお参りしようという気持ちになるものです。そのような考えの人がお墓参りに訪れるようになってくれる結果、お寺全体が活性化します。

 

納骨堂のデメリット1:初めにたくさんの投資が必要

納骨堂は、1つの契約を得るごとに作ってゆくタイプのお墓ではありません。まだ契約がないうちに、かなり大きめの施設を一棟作ることになります。つまり、膨大な初期投資が必要ということです。納骨堂の経営がうまくゆかず、倒産したお寺もみられます。見込み数のリサーチは、入念に行う必要があるでしょう。

 

納骨堂のデメリット2:維持管理費がアップする恐れがある

近代的な納骨堂を作り、それを維持しようとすれば、かかる管理費は個人墓の比ではありません。人を雇って定期的なメンテナンスを行う必要があるでしょう。とくに、お参りするスペースを日々きれいに保てないと、クレームにつながる恐れがあります。予想される維持管理費を組み込んだ価格設定がキモになるでしょう。

 

納骨堂のデメリット3:老朽化したときの問題がある

納骨堂は建築物なので、必ず老朽化が起こるという問題があります。例えば、鉄筋コンクリート造りであるマンションの耐久年数は、およそ40年ほどといわれています。納骨堂はたくさんの人が常時活用するような設備ではないため、耐久年数はやや長めと思われます。しかし、新改築が必要になったとき、契約者の理解は得られるか、工事のあいだはどこへ遺骨を移すか、工事費用をどう捻出するかという問題があります。建て替えをすることをあらかじめ念頭に置いて、業者と未来を見据えた打ち合わせをする必要があるでしょう。

 

まとめ

以上、寺院からみた納骨堂のメリットとデメリットをお伝えしました。デメリットが費用に関わること中心になる一方で、メリットは、寺の活性化につながることばかりだということにお気づきでしょうか。納骨堂は、寺離れを加速させるものではなく、むしろその逆ではないかと考えられます。以前のように、たくさんの檀家が守っていくお寺の形は変わっていくかもしれません。しかし、また新たな縁が生まれてゆく可能性を、納骨堂は十分に持っているといえるでしょう。

 

納骨堂辞典では東京や関東の納骨堂の紹介をしています。みなさんのご要望にお応えして人気ランキングや費用、納骨堂の種類についてなども解説していますのでぜひご覧ください。納骨堂辞典|納骨堂・永代供養墓の全て


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