「まとめる」のが流行?葬儀とお墓のミニマム化が止まらない
「葬儀はなるべく小規模がいい」「お墓に費用をかけたくない」という人が多くなり、葬儀やお墓の業界では、消費者の希望に応えるべく費用負担を軽くするためのさまざまな工夫が生まれています。なかには、消費者の希望のさらにナナメ上をいく商品も!今回は「まとめる」をキーワードに、葬儀とお墓のミニマム化について解説します。
納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 用語・豆知識 > 遠方のお墓をうまく管理する方法4選!これで墓参りも楽になる
遠方にお墓があると、墓参りをするのも一苦労です。だからといって長期間お墓を放置していると、お墓は荒れ放題になり、墓石の劣化も早くなります。また、故人を弔う気持ちも薄らいでしまうかもしれません。そんな苦労をしている人のために、遠方のお墓の管理を楽にする方法を紹介します。
遠方にお墓があって自分では行きにくいのなら、墓参り代行サービスを利用するという方法があります。墓参り代行サービスは、その名の通り持ち主に代わって墓参りをしてくれます。お墓の掃除や、お墓の写真を撮影し状態を報告するといった作業も行ってくれます。ひとまずお墓の維持だけでもしておきたいという人におすすめです。
費用は状態確認と写真撮影だけなら3,000円~7,000円ほど、基本的な清掃とお参りなら1万円~1万5,000円ほどです。自身でで年に1回はお墓参りをするとして、代行サービスに年1~2回ほど依頼をすれば、お墓の維持は十分に可能でしょう。
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遠方のお墓を自宅のすぐそばに移してしまえば、お墓参りは格段に楽になります。お墓を別の場所に移すことを改葬といいます。しかし改装をするには、何よりも移転先を確保しなければなりません。そのため、移転先で新しくお墓を建てることになるので、費用は最低でも100万円以上かかると考えておきましょう。
墓地を確保できたら、移転前後の墓地の管理事務所、そして移転前の墓地のある市町村の役所で手続きを行います。あとは新しいお墓を立てて、遺骨を移動させるだけです。元のお墓は更地に戻す必要があり、10万~20万円ほどの費用がかかります。費用の総額は決して安くはありませんから、向こう数十年は移転先のお墓を使い続ける前提で改葬するべきでしょう。
遠方のお墓を改装する場合、自宅の近くに移転させる以外に、もう1つ手段があります。それは、樹木葬や納骨堂など、永代供養が可能な埋葬形態に切り替えることです。樹木葬は木を墓標として使う方法、納骨堂は専用の建物に骨壷を安置する方法です。どちらもお墓の管理や継承の必要がなく、負担を大幅に軽減することができます。
費用は樹木葬が60万~70万円ほど、納骨堂が一般的な大きさで50万円ほどです。お墓の後継者が確保できるかわからないという人は、お墓の引っ越しをするくらいなら、永代供養に切り替えてしまった方がよいケースも多いでしょう。とにかく管理の負担を減らしたい、自分がいなくなっても大丈夫なようにしたいという人におすすめです。
遠方のお墓の管理が大変なら、いっそ墓じまいをしてしまうというのも1つの解決法でしょう。取り出した遺骨は自宅で保管し、お墓は改葬の場合と同じように撤去することになります。遺骨をお墓にさえ入れないということに、抵抗を覚える人もいるかもしれません。しかし、簡単に通えないような場所にお墓があるよりは、仏壇に置いて毎日手を合わせた方がいいという考え方もできます。
費用はお墓の撤去にかかる10万~20万円のみです。自宅に遺骨を保管する分には、法的な問題もありません。管理事務所で手続きをすればいいだけです。ただし、自分がいなくなったら誰が遺骨を管理するのかという問題が新たに発生します。可能であれば、供養もできて費用も抑えめな納骨堂や樹木葬への切り替えを検討した方がよいでしょう。もちろん急ぐ必要はなく墓じまい後に新たなお墓を見つけた段階で納骨するということでも問題ありません
遠方にお墓があるために、お墓参りの足が遠のいてしまっている人は少なくないことでしょう。現代では、一族全員がお墓のある土地を離れてしまうことは珍しくありません。お墓を継承していくこと自体が困難な時代になっているともいえます。お墓が放置され無縁墓になってしまう前に、何らかの対策を検討しておきましょう。
納骨堂辞典では東京や関東の納骨堂の紹介をしています。みなさんのご要望にお応えして人気ランキングや費用、納骨堂の種類についてなども解説していますのでぜひご覧ください。納骨堂辞典|納骨堂・永代供養墓の全て
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