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納骨堂コラム【納骨堂辞典】

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納骨堂を購入しようかお考えの方が疑問に思うことをまとめました。
そもそも永代供養とは何?納骨堂は散骨とはどう違うの?といった納骨堂のコラムを紹介します。

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増える機械式納骨堂、その人気の秘密とは

今、都市部を中心に、機械式納骨堂の建設が目立つようになってきています。「自動搬送式納骨堂」とも呼ばれる、最新技術を駆使した納骨堂が注目を集める理由は何でしょうか。機械式納骨堂の人気の秘密について解説します。

機械式納骨堂


機械式納骨堂が注目を集めている

「大都心に真新しいビルが建ったと思ったら、最新式の納骨堂だった!」と、新築の機械式納骨堂を紹介する記事を、絶え間なく目にするようになりました。「週刊ダイヤモンド」「NewsWeek日本版」「Yahoo!ニュース特集」など、さまざまな媒体から注目を浴びています。機械式納骨堂とは、端末操作によって骨壺がお参りスペースに自動搬送されてくる納骨堂のことで、遺影を大きなスクリーンに映し出せるところもあります。なぜ、このような最新技術を使った納骨堂が話題になっているのでしょうか。その理由をひもといていきます。

 

機械式納骨堂の最大の特徴は「お墓っぽくない」こと

機械式納骨堂の多くは、外観が「一般的なビル」にしか見えません。近くに寄って看板などを見なければ、誰も納骨堂とは気づかないほど日常の風景になじんでいます。また、一概にはいえませんが、機械式納骨堂のドアを開けても、エントランスは一般的なビルの待合スペースのようにしか見えません。ビルによっては、まるでホテルのロビーのような雰囲気を醸し出しているところもあります。お墓っぽくない明るい雰囲気に溢れているのです。この「お墓っぽくない」ことが、機械式納骨堂の最大の特徴です。そして、お墓っぽくないことこそが、機械式納骨堂の人気に一役買っています。

 

明るい雰囲気が納骨堂の本来のメリットをも引き出した

機械式納骨堂の明るい雰囲気は、納骨堂が持っている本来のメリットをも世間に知らしめました。「納骨堂」と聞いて、ある年代以上の人が思い浮かべるのは「古ぼけた棚やロッカーが並んでいる、暗いところ」「身寄りがなくお墓を建てられない人の遺骨が並ぶ、もの悲しい場所」「お墓を建てるまで、一時的に預けるだけの場所」というものです。つまり納骨堂は、あまりプラスのイメージは抱かれてこなかったのです。しかし、明るく近代的な雰囲気の機械式納骨堂は、納骨堂に魅力を与え、人々にプラスのイメージを植え付けるのに十分でした。さらに、「駅近でも安く手に入る」「天気が悪くても雨にぬれずにお参りできる」といった、納骨堂にそもそも備わっていたメリットを明るみに出すことに成功したのです。駅からの利便性や安価であること、お墓参りのしやすさは、それまでの納骨堂にも備わっていたものでした。しかし、根本的なイメージとしてあまり魅力のない場所として知られていたため、メリットにもあまり目を向けられてきませんでした。機械式納骨堂は、これまでの納骨堂のイメージを、鮮やかに刷新したといえるでしょう。

 

広いお参りスペースが一番の人気の秘密

しかし、ただ明るい雰囲気を醸し出すだけであれば、他のタイプの納骨堂にも可能でしょう。自動搬送式の納骨堂には、ほかのどのタイプにもない強みがあります。それは、広いお参りスペースです。納骨堂にはさまざまなタイプがありますが、機械式納骨堂以外の納骨堂は、概してお参りスペースが広くありません。骨壺が納められているロッカーや仏壇の前でお参りするため、家族みんなで訪れたら通行のじゃまになってしまうことすらあります。参拝者でにぎわうお盆などは、とてもゆっくりお参りしていられないでしょう。一方、機械式納骨堂は、参拝者が納骨スペースの前まで行くのではなく、お参りのための専用スペースに骨壺が移動してくるかたちをとっています。お参りスペースは親族みんなで訪れても十分ゆったり過ごせるほど広くとられているため、骨壺の前で故人を思ってしばし談笑することも可能です。室内なのに、屋外のお墓と同じようにゆったりお墓参りができる。これが、機械式納骨堂だからこそのメリットであり、魅力の最たるものです。人気となるのも、うなずけるでしょう。

 

まとめ

以上、機械式納骨堂の人気の秘密をお伝えしました。納骨堂本来のメリットを上手に引き出し、かつ広いお参りスペースを実現したことが、ブームにつながっているといえます。都市部を中心に増えている機械式納骨堂は、地方でも人気となる可能性を秘めています。自宅から遠く、足場が悪く、また頻繁に草むしりするなどメンテナンスが必要な屋外墓地は、高齢化が進む場所ではとくに不便だからです。駅近、エレベーター完備、メンテナンス不要の機械式納骨堂が地方で目立ち始めるのも、そう遠くない話かもしれません。

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