オモシロい、斬新でユニークなお寺・お墓4選
仏事や弔いの場として捉えられるお寺やお墓。最近、いままでのイメージを一新するような、新たな価値を提供するお寺やお墓が増えています。本記事では、ユニークな発信を行うお寺・お墓の中から、4つの魅力的な取り組みをご紹介します。


納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 文化・歴史 > 新盆とはお盆と違う?伝統的な迎え方と現代にあった簡易新盆を紹介
新盆(にいぼん・あらぼん)とは、故人の死後、四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えるお盆の事で初盆(はつぼん)などとも言います。新盆ではどんな事をするのか、新盆を迎えるにあたり最低限知っておきたい基礎知識についておさらいするとともに、現代生活にどう新盆行事を上手く取り入れたら良いか考えてみましょう。

冒頭でもお伝えしたとおり、新盆(にいぼん・あらぼん)とは、故人の死後、四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えるお盆の事を指し、初盆(はつぼん)ともいいます。通常のお盆より手厚く供養を行うのが通例です。亡くなってから最初のお盆が新盆・初盆と誤解される人も多いですが、四十九日の忌明けがすまないうちにお盆を迎えた場合、新盆・初盆は翌年のお盆の時期となります。最近では仏壇がない家庭も増え、お盆も宗教色が薄れ、伝統的なお盆行事を行う家庭は少なくなってきました。それでもお盆の時期になるとお墓参りをする人は多く、お盆用の野菜果物などのお供えセットがスーパーの店頭に並びます。このように、日本人にとっては今もお正月とお盆は大切な行事であることが伺えます。
お盆には故人や先祖の霊が帰ってくると言われており、一般的には自宅でお供えや提灯を置いて故人や先祖をお迎えし、お墓参りをしたりして供養をします。しかし新盆ではより丁寧に供養を行うので、僧侶や親戚、故人と親交の深かった人などを招いて法要を行うことが多いようです。
新盆では僧侶に読経してもらい、親戚・知人に集まってもらうためにお盆の時期多忙な僧侶には早めに予約をし、親戚・知人にも連絡をしておきます。またお墓の掃除もあらかじめしておいたほうが良いでしょう。

仏壇の前にしつらえるのが精霊棚です。作り方は、通常四隅に若竹を立てそこに縄を張って結界を作り、縄には稲・素麺・ほおずきなどの産物を吊るします。真菰(まこも:イネ科の植物)で編んだコザなどを敷き、香炉、花、打ち鳴らし、ろうそく立て、作物・菓子のほか、キュウリやナスの細切りを洗米に混ぜたミズノコを作って芋やハスの葉に載せて供えます。また、故人の霊を守る十三仏に供える迎え団子を13個小皿に盛り、精霊棚に飾ります。中央には故人の位牌を安置します。
割り箸などでキュウリとナスに足をつけ、それぞれ馬・牛とみなしたものが精霊馬です。精霊棚に置きます。
盆提灯は、精霊棚の脇に霊が迷わないように目印となるように飾ります。新盆の時だけ白の提灯を使うのが慣わしですが、使い捨てになってしまうため最近では色柄にこだわらなくなってきているようです。
僧侶へのお礼には「お布施」と上書きした不祝儀袋を包み、遠隔地から来た場合は「お車代」、僧侶が会食を辞退される場合には「お膳料」を別途包みます。お布施等の金額については通常のお盆より多く3万円から5万円を目安として渡される方が多いようです。
新盆での行事の流れを追って確認していきましょう。
本来は夕方墓参りに行き、そこで火を起こした火種を線香やろうそく、提灯に移して家まで持ってきて迎え火とします。都会では墓地と自宅が遠いので難しくなってきていますので夕方に、玄関先で迎え火を焚いて故人の霊を家に迎えてもよいでしょう。迎え火は、ホウロクという素焼きのお皿の上で麻幹(おがら:あさの皮をはぎとった茎)を焚きます。都会のマンションなどで実際に火を焚くことが防火上難しい場合は、盆提灯を飾って迎え火とします。
精霊棚の前に家族や知人が集め、僧侶に棚経を上げてもらいます。線香をあげ、合掌礼拝したあとに会食をします。霊が帰ってきているとされる間は、灯明を絶やさないようにし、食べ物や水はは毎日交換するといいでしょう。お墓参りも並行して行います。
夕方には迎え火と同じ場所で無事に精霊があの世へ帰れるように送り火を焚きます。
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伝統的な新盆の迎え方についてご紹介させていただきましたが、ここまで本格的な準備をすることは現代では難しくなってきています。そこで現代でも気軽にできる新盆の迎え方をご紹介します。
準備の中で一番大変なのが精霊棚の設置です。もし仏壇があるようであれば精霊棚を設けず、仏壇の中か、その前に供え物を飾るだけでもよいです。精霊棚は仏壇のなかった江戸時代以前の名残と言われています。
仏壇も置けない都会のマンションなどでは省スペース型の「お盆棚セット」なども販売されているのでそういった商品を活用されるとよいかもしれません。または、小さい机の上に真菰(まこも)のゴザを敷いて、お供えしてもよいでしょう。
精霊棚や仏壇の代わりに、葬儀の後飾りの祭壇を利用してもよいでしょう。
お供え物は普段はあまり見かけることはありませんが、お盆時期にはお団子などが和菓子屋さんやスーパーなどで販売されていますので手軽に準備できるでしょう。
会食も自宅が狭いようであれば、料理屋で行ってもよいでしょう。その場合は施主が会 食費を持ちます。会食はなくてもよいですがその場合は、仕出し弁当などを引き出物に出し持ち帰っていただきます。
以上、新盆について都会でもやりやすい方法を提案しながらみてきました。新盆の手順や考え方も地域差や宗派によって違いがあります。浄土真宗などでは迎え火送り火などを行いません。ご自分のご家庭の宗派に合った新盆の手順については菩提寺の住職等に確認されるとよいでしょう。現代生活ではなかなか行うのが難しくなった新盆の行事ですが、今の生活スタイルに合うようにアップデートし、簡素でもよいので工夫しながら亡き人と生き人が共に過ごすお盆という大切な伝統を是非受け継いでいくのが良いでしょう。
参考文献:『日本人として知っておきたい仏教のしきたり』松濤弘道 PHP研究所 2007.3月刊
参考文献:『知っておきたい仏教の常識としきたり』大宝輪閣編集部編 大宝輪閣 平成23年1月刊
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