キリスト教の葬儀とお墓参りの作法
キリスト教の葬儀やお墓参りの仕方を知っている人はどれくらいいるでしょうか。もしかしたらご家族やご友人がキリスト教式の葬儀を行ったり、お墓を作られることがあるかもしれませんが、日本人の大多数が仏教系もしくは神道系を信仰しているため、なかなか馴染みの無い世界だと思います。ここでは、そんなキリスト教の基礎知識から葬儀やお墓について、またカトリックとプロテスタントの違いにも触れていきます。


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小さい頃は両親に連れられていたお墓参りも、大人になり、両親を亡くす年代になると、子どもを連れてゆく側に回ります。そんなとき、堂々と正しい作法でお墓参りができるでしょうか。宗教や宗派によって違うお墓参りの作法を復習しておきましょう。

お墓参りをするということは、故人の魂に会いに行くということ。この基本的な姿勢は、日本人にとってどんな宗教・宗派であっても、どんな地域であっても変わりません。作法についても、基本的な流れは同じです。お墓参りは、故人の家であるお墓を清めることから始まります。草むしりをし、枯葉を掃いたあと、花立といった小物を綺麗に洗います。さらに、墓石をスポンジや雑巾などで水拭きして、お掃除は終了です。このとき、たわしを使う人もいるかもしれませんが、墓石を傷つけてしまう恐れがあるため、たわしは避けたほうがいいでしょう。その後、いよいよお参りとなりますが、祈りを捧げる前に、花や故人の好物といった供物を供えます。最後にそれぞれの宗教・宗派に沿った作法で故人に祈り、お供え物を片付けてお墓を後にします。この基本的な作法を踏まえたうえで、宗教ごとの供物の違いや祈りの作法の特徴を覚えましょう。

仏教のお墓参りでは、供物としてお花を一対、水や日本茶、故人の好きだった飲食物をお供えするのが一般的です。日蓮正宗など一部の宗派では、お花ではなく樒(しきみ)を供えることもあります。なお、参拝のために数珠と線香、マッチやライターを持参します。掃除を終え、供物を供えたらマッチやライターで線香に火をつけましょう。線香は、1人当たり2~3本で十分です。お参りする人が多い場合には、束線香に一気に火をつけ、手であおぐなどして火を消します。なかなか消えなくても、線香の火を息で吹き消すのはマナー違反です。線香を線香受けに置いたら、数珠を左手に持ち、右手を添えて合掌します。そのまま目をつむって軽く頭を下げ、故人の冥福を祈りましょう。
神道のお墓参りでは、供物として榊(さかき)を一対、水、米、塩、お神酒といった神道特有のお供え物である「神饌(しんせん)」をお供えするのが一般的です。地域や家の慣習により、故人の好物をお供えすることもあります。なお、参拝のときにはろうそくに火をともし、「2礼、2拍手、1礼」をもってお祈りとします。まずは墓石に向かって2回深く頭を下げ、次に2回柏手を打ってそのまま祈り、最後に1回深く頭を下げる作法です。
キリスト教のお墓参りでは、供物として花束を用意します。お墓に花立があれば、花立のサイズに見合ったお花を見繕うことになりますが、プレートのみが存在する公園墓地などの場合は、好きな形で構いません。花の種類に決まりはありませんが、菊を中心とした仏花は避けましょう。色をたくさん使うより、白を基調とした花束のほうがよいとされます。お祈りするときには、胸の前で両手を合わせ、やや頭を下げて目をつむります。キリスト教では、お墓は神に祈るところであり、基本的には供物を持参しません。しかし、故人の好物を捧げたいと思う気持ちになる人もいることでしょう。どうしても供物を持参したい場合は、教会に相談してみるのがおすすめです。
地域によってお墓参りの作法が違うこともあります。お参りの仕上げに日本茶を墓石にかける慣習が、その代表的なものです。「供養のために、必ず日本茶をかける」という地方もあれば、「墓石が傷むし茶渋がつくから、絶対にお茶をかけない」とするところもあります。地方のしきたりに従うのが無難でしょう。また、沖縄では4月中旬ごろに「清明(シーミー)祭」が行われ、親族が墓前でごちそうを広げてピクニックのように飲食します。墓前で飲食する習慣は、東北や九州の一部でもみられます。なお、広島県や香川県の一部ではお盆に「盆灯籠」と呼ばれる華やかな色の旗を作り、墓前に立てます。このように、お墓参りの作法は地域と時期によって違うことがあります。
以上、お墓参りの宗教別・地域別作法について解説しました。基本的な姿勢は変わりませんが、供物の種類や祈りの作法が違うため、とくに持参品には注意しましょう。お花や線香などをうっかり忘れてしまったときに買い求める場所があると、とても便利です。これからお墓を選ぶ場合は、近くに供物の販売所があるかどうかにも注目してみましょう。
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