納骨堂のタイプ別メリット・デメリット
都心に近いお墓が高価でなかなか手が出ない現代において、アクセス良好で雨天でもお参りしやすく、通常のお墓よりも安価な納骨堂の存在が注目を浴びています。今では様々なタイプの納骨堂があり、比較検討するには時間がかかるようになってきました。そこで、納骨堂のタイプ別に、メリットとデメリットをまとめました。
納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 体験談・ランキング > 納骨堂購入体験③~気軽にお墓参りができる、アクセスのよい都会のビル型納骨堂~
近年人気を得つつある納骨堂。都心では新しい納骨堂が続々とオープンしていますが、実際にどのような人々が納骨堂を購入されているのでしょうか。今回は東京のロッカー式納骨堂を購入したSさんにインタビューを行いました。家族で使用するために購入したそうで、お参りに行きたくなったらすぐに行けるカジュアルな雰囲気が気に入っているようです。
納骨堂とは、土や墓石の下に収蔵する通常のお墓とは違い、遺骨を安置するお堂(施設や建物)のことを指します。元々は、お墓に埋葬するまでの間に遺骨を暫定的に預けておく所=納骨堂でありましたが、現在では通常のお墓と同じように人々に捉えられ、参拝スペースや仏壇が設けられた納骨堂が増えています。さらにはここ数年、自動搬送式という最新式のシステムを使った納骨堂も人々のニーズに合わせて増えているようです。
関連項目:納骨堂の種類|納骨堂辞典
今回納骨堂の購入体験談をお寄せいただいたのはお母様のお墓を購入されたSさん。都内のロッカー式納骨堂を購入した経緯や、納骨堂を選んだ理由などを聞いていきます。
お墓に入る故人が生前、親族のお墓には入りたくないという希望であったので新しいお墓を建てることになりました。
突然、新しいお墓が必要になり、葬儀屋さんに相談したところ、納骨堂というタイプのお墓の紹介を受けたことがきっかけです。それまでは納骨堂の存在を知りませんでした。普通のお墓だと以下のような懸念点があったので、納骨堂に決めました。
お寺の住職さんが、多種多様な考え方に理解があったことが一番の決め手でした。戒名も不要で、初期費用も抑えられました。
考え始めた時期は、四十九日までにはどうにか準備しないといけない、とお葬式の時から考えていましたので、納骨堂を紹介されてからは、すぐに決断しました。その後、同じ敷地内の納骨堂から今の納骨堂に新しく建てることを住職から提案され、移転をしました。移転を決めたのは、金銭面でも移転前50万と移転後の料金50万を合わせて100万円とのことだったので、よりよい施設の方に移転を決断した次第です。
こちらの納骨堂では故人と共通の友人知人達と、好きな時に好きなタイミングで待ち合わせをして気軽に会うことができます。お参りするところは、納骨されている棚の前ではなく外の仏さまに手を合わせるので、お花やお線香の用意も不要です。(お花は枯れないお花が飾ってあり、お線香は備え付けがある)手ぶらで、ジーパンで、行きたくなったらすぐにいけるカジュアルな感じが良いと思いました。
また、外のお墓のような掃除が不要で、お手洗いも完備、お茶も出していただける、室内なので天候に左右されず参拝できる、など設備・サービスが整っている点も魅力的でした。親族が最後誰もいなくなり、管理費の支払いが滞った際にも、そこから何年かたったのち、ちゃんと供養(後処理)をしていただけるのも安心です。
自分に合ったお墓は必ずどこかに存在しています。ペットと一緒に入りたい、配偶者には内緒で、愛人へのお墓を探しているなど、イレギュラーな事情をお持ちの方も対応してくださるところもあります。住職やスタッフさんに、ストレートに伝えてみると良いのではないでしょうか。また、お墓は入る人のためもありますが、残された方が訪れて、心を整えていく場所でもあります。残される方も、年齢を重ねると遠い所への参拝は、難しくなるでしょう。交通の便は大切です。あとは、管理がお任せできて、維持費がかからないところも大事です。寄付金があるなしは、大きな負担になります。きちんと調べられた方がよいでしょう。
Sさん、インタビューさせていただきありがとうございました。とにかく気軽に行けるという点がSさんにとっての購入された納骨堂の大きなポイントだったようですね。お墓は故人の供養のためのものではありますが、残された人が気持ちよくお参りできるような環境であることも重要であるということが分かります。これからお墓を購入しようとしている人は、お墓の見た目や形態だけでなく、長年に渡ってお参りするということも加味して検討していくのがおすすめです。とにかく気軽にお参りがしたい、費用が抑えめがいい、という人は一度納骨堂をお墓の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
関連記事:納骨堂購入者の体験談|金蔵寺・永代供養墓を購入した60代男性の場合
関連記事:納骨堂購入者の体験談②~お参りのしやすさがポイント~
関連記事:【2019年版】東京の納骨堂おすすめ5選(新規オープン)
納骨堂辞典では東京や関東の納骨堂の紹介をしています。みなさんのご要望にお応えして人気ランキングや費用、納骨堂の種類についてなども解説していますのでぜひご覧ください。納骨堂辞典|納骨堂・永代供養墓の全て
都心に近いお墓が高価でなかなか手が出ない現代において、アクセス良好で雨天でもお参りしやすく、通常のお墓よりも安価な納骨堂の存在が注目を浴びています。今では様々なタイプの納骨堂があり、比較検討するには時間がかかるようになってきました。そこで、納骨堂のタイプ別に、メリットとデメリットをまとめました。
2020年5月25日、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が、東京都で解除されました。都内の納骨堂でも、緊急事態宣言の期間中は臨時休館や開苑時間の短縮を行っている施設が目立ちましたが、宣言の解除後は徐々に通常開苑再開の動きが拡大しています。とはいえ、まだ新型コロナウイルス感染症が完全に収束したとは言えない状況。お墓の購入を検討していながら、現地へ見学に行くのを迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、納骨堂辞典では、納骨堂でどのような新型コロナウイルス対策が行われているのか、実際に足を運んでレポートいたします。今回は、東京都台東区にある自動搬送式納骨堂「蔵前陵苑(くらまえりょうえん)」に行ってみました。
今、東京都内に続々と納骨堂がオープンしているのをご存知でしょうか。ここ数年間で約30か所(建設中含む)が新たに建てられており、すべての区画が完売するとおよそ12万~15万人が使用することになるそうです。近年建設されている納骨堂のほとんどが自動搬送式納骨堂となっており、現在お墓がない人はもちろんのこと、地方のお墓を墓じまいしその引っ越し先として選ばれるなど、宗教宗派を問わず幅広い受け入れをすることで注目を集めています。
そんな“いまどき”の自動搬送式納骨堂ですが、やはり毛嫌いをする人も多いのではないでしょうか。そこで、実際に自動搬送式納骨堂へ足を運び、その内装や実態をレポート。今回は、東京都・台東区にある「蔵前陵苑(くらまえりょうえん)」に行ってみました。
故人を埋葬する際にはお墓に埋葬することが一般的でしたが、最近では納骨堂に埋葬するという人も多くなっています。そのため納骨堂自体の数も増えており、利用者は様々な条件から納骨堂を選択できるようになりました。しかしその反面、数が多いためにどの納骨堂を選べばよいのかという悩みを抱える人も多いようです。そこで納骨堂を選ぶ際に一つの基準としてもらいたいのが駅からの距離です。なぜなら駅から近ければ利用する際にも便利だからです。今回は納骨堂の選択基準となる、駅から近い納骨堂について詳しく見ていきます。
納骨堂は、一昔前までは身寄りのない人の遺骨や遺骨の一時預かり場所として利用されてきましたが、最近では参拝しやすいように工夫された小スペースながらもお墓として立派な機能をもつ施設が首都圏を中心に急増してきています。そこで悩むのが、従来型の石のお墓と納骨堂どちらを選んだらよいのか?ということ。今回はお墓と納骨堂のメリットデメリットを比べてみて、どんな人が納骨堂に向いているのかまたどんな人がお墓に向いているのかタイプ別に検証してみました。
第1位
第2位
第3位
第4位
第5位