納骨堂購入体験⑤~町で管理をする公営納骨堂~
お墓の購入を検討する時に納骨堂という選択肢を持っている人はいますか?最近では都心の土地不足対策としてビル型の納骨堂や機会式の納骨堂が毎年新設されています。ここ数年人気の納骨堂ですが、まだまだ墓石を使ったタイプのお墓が一般的です。ですが、実は地方によってはお墓といえば納骨堂が普通というところもあるのです。そんな地域で育った人の納骨堂購入にまつわるインタビューをお届けします。
納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 体験談・ランキング > 納骨堂購入体験③~気軽にお墓参りができる、アクセスのよい都会のビル型納骨堂~
近年人気を得つつある納骨堂。都心では新しい納骨堂が続々とオープンしていますが、実際にどのような人々が納骨堂を購入されているのでしょうか。今回は東京のロッカー式納骨堂を購入したSさんにインタビューを行いました。家族で使用するために購入したそうで、お参りに行きたくなったらすぐに行けるカジュアルな雰囲気が気に入っているようです。
納骨堂とは、土や墓石の下に収蔵する通常のお墓とは違い、遺骨を安置するお堂(施設や建物)のことを指します。元々は、お墓に埋葬するまでの間に遺骨を暫定的に預けておく所=納骨堂でありましたが、現在では通常のお墓と同じように人々に捉えられ、参拝スペースや仏壇が設けられた納骨堂が増えています。さらにはここ数年、自動搬送式という最新式のシステムを使った納骨堂も人々のニーズに合わせて増えているようです。
関連項目:納骨堂の種類|納骨堂辞典
今回納骨堂の購入体験談をお寄せいただいたのはお母様のお墓を購入されたSさん。都内のロッカー式納骨堂を購入した経緯や、納骨堂を選んだ理由などを聞いていきます。
お墓に入る故人が生前、親族のお墓には入りたくないという希望であったので新しいお墓を建てることになりました。
突然、新しいお墓が必要になり、葬儀屋さんに相談したところ、納骨堂というタイプのお墓の紹介を受けたことがきっかけです。それまでは納骨堂の存在を知りませんでした。普通のお墓だと以下のような懸念点があったので、納骨堂に決めました。
お寺の住職さんが、多種多様な考え方に理解があったことが一番の決め手でした。戒名も不要で、初期費用も抑えられました。
考え始めた時期は、四十九日までにはどうにか準備しないといけない、とお葬式の時から考えていましたので、納骨堂を紹介されてからは、すぐに決断しました。その後、同じ敷地内の納骨堂から今の納骨堂に新しく建てることを住職から提案され、移転をしました。移転を決めたのは、金銭面でも移転前50万と移転後の料金50万を合わせて100万円とのことだったので、よりよい施設の方に移転を決断した次第です。
こちらの納骨堂では故人と共通の友人知人達と、好きな時に好きなタイミングで待ち合わせをして気軽に会うことができます。お参りするところは、納骨されている棚の前ではなく外の仏さまに手を合わせるので、お花やお線香の用意も不要です。(お花は枯れないお花が飾ってあり、お線香は備え付けがある)手ぶらで、ジーパンで、行きたくなったらすぐにいけるカジュアルな感じが良いと思いました。
また、外のお墓のような掃除が不要で、お手洗いも完備、お茶も出していただける、室内なので天候に左右されず参拝できる、など設備・サービスが整っている点も魅力的でした。親族が最後誰もいなくなり、管理費の支払いが滞った際にも、そこから何年かたったのち、ちゃんと供養(後処理)をしていただけるのも安心です。
自分に合ったお墓は必ずどこかに存在しています。ペットと一緒に入りたい、配偶者には内緒で、愛人へのお墓を探しているなど、イレギュラーな事情をお持ちの方も対応してくださるところもあります。住職やスタッフさんに、ストレートに伝えてみると良いのではないでしょうか。また、お墓は入る人のためもありますが、残された方が訪れて、心を整えていく場所でもあります。残される方も、年齢を重ねると遠い所への参拝は、難しくなるでしょう。交通の便は大切です。あとは、管理がお任せできて、維持費がかからないところも大事です。寄付金があるなしは、大きな負担になります。きちんと調べられた方がよいでしょう。
Sさん、インタビューさせていただきありがとうございました。とにかく気軽に行けるという点がSさんにとっての購入された納骨堂の大きなポイントだったようですね。お墓は故人の供養のためのものではありますが、残された人が気持ちよくお参りできるような環境であることも重要であるということが分かります。これからお墓を購入しようとしている人は、お墓の見た目や形態だけでなく、長年に渡ってお参りするということも加味して検討していくのがおすすめです。とにかく気軽にお参りがしたい、費用が抑えめがいい、という人は一度納骨堂をお墓の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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納骨堂辞典では東京や関東の納骨堂の紹介をしています。みなさんのご要望にお応えして人気ランキングや費用、納骨堂の種類についてなども解説していますのでぜひご覧ください。納骨堂辞典|納骨堂・永代供養墓の全て
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2020年5月25日、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が、東京都で解除されました。都内の納骨堂でも、緊急事態宣言の期間中は臨時休館や開苑時間の短縮を行っている施設が目立ちましたが、宣言の解除後は徐々に通常開苑再開の動きが拡大しています。とはいえ、まだ新型コロナウイルス感染症が完全に収束したとは言えない状況。お墓の購入を検討していながら、現地へ見学に行くのを迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、納骨堂辞典では、納骨堂でどのような新型コロナウイルス対策が行われているのか、実際に足を運んでレポートいたします。今回は、東京都台東区にある自動搬送式納骨堂「蔵前陵苑(くらまえりょうえん)」に行ってみました。
近年、価値観の多様化や家族の在り方の変化を反映し、お墓の形は納骨堂などの様々な形を取るようになりました。また、必ず継承してきたお墓に入る、夫の家系のお墓に入る、という概念も変わりつつあります。今回はそのような社会の流れと、そして夫婦でお墓を別にしたい、独り身でお墓に入る予定、女性同士でお墓に入りたい、という人々のための女性専用の納骨堂やお墓について紹介します。
休日はどこへ遊びに行く?と友達に聞いて、「お寺」と答えが返ってきたら、ちょっとびっくりしてしまいますよね。でも、今、イベント会場として注目されているのが、お寺なんです。お寺だからといって、折り目正しい行事ばかりではありません。座禅や写経はもちろん、有名人を迎えた法話イベントや音楽体験など、心躍る瞬間が満載のお寺イベントについてご紹介します。
2020年、世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス。日本では5月25日に緊急事態宣言が全面解除されましたが、引き続き外出を控えている方も多いのではないでしょうか。お墓の中でも納骨堂は、室内にあるという特性上、「3つの密(密閉、密集、密接)」への対応が特に気になりますよね。
そこで納骨堂辞典では、納骨堂でどのような新型コロナウイルス対策が行われているのか、実際に足を運んでレポートいたします。今回は、東京都文京区にある自動搬送式納骨堂「本駒込陵苑(ほんこまごめりょうえん)」に行ってみました。
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