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納骨堂コラム【納骨堂辞典】

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「まとめる」のが流行?葬儀とお墓のミニマム化が止まらない

「葬儀はなるべく小規模がいい」「お墓に費用をかけたくない」という人が多くなり、葬儀やお墓の業界では、消費者の希望に応えるべく費用負担を軽くするためのさまざまな工夫が生まれています。なかには、消費者の希望のさらにナナメ上をいく商品も!今回は「まとめる」をキーワードに、葬儀とお墓のミニマム化について解説します。


葬儀もお墓もミニマム化のなか、さらに「まとめる」のが流行になる?

近年、葬儀はどんどん小規模化してきています。葬儀やお墓の業界紙である『月刊仏事』によると、2014年時点の調査で、会葬者30人程度の「家族葬」の割合が32%、葬儀をせず火葬のみを行う「直葬」の割合が16%と、少人数で送る形式が全体のほぼ半分を占めるほどになりました。一方で、お墓のほうも、先祖代々が継いでいく従来のお墓より、一代限りでの購入が可能な永代供養墓や、価格を抑えた樹木葬、納骨堂が注目を浴びるようになっています。最近では、供養業界のほうから、ミニマム化したうえで更に「まとめる」商品が提案されてきています。祭壇と棺、仏壇とお墓をまとめれば、さらに費用が抑えられるうえ、これまでにないスッキリとした供養の形を体現できるといえるでしょう。

参考文献:「直葬の実態を探る」(『月間仏事』2015年2月号)

 

葬儀の場では、祭壇と棺を「まとめる」

棺制作の場を中心として、棺と祭壇を「まとめる」動きがあります。棺のふたをオルゴール状に開けた状態にしておき、棺の裏面に写真や思い出の品などを飾って祭壇とするのです。通常、お葬式の場では、お墓に囲まれた祭壇に遺影などを飾り、その手前に棺を置くのが一般的です。しかし、葬儀参列者が減少傾向にあるなかで、会場が小さくなり、祭壇もどんどん小さくなり、ついには棺の周りに花を飾って祭壇のない葬儀をするケースも増えてきました。祭壇がないとはいえ、遺影を飾る遺影台や思い出の品を置く供物台は必要です。棺の裏面を使って遺影や供物を置ければ、最もシンプルに祈りの空間を作ることができます。段ボールのエコ棺を制作する「ウィルライフ」が「オルタナシリーズ」で、また棺の制作を行っている「共栄」が「ハイブリッド棺」で、この飾り方を提案しています。

参考文献:【開催報告】フューネラルビジネスフェア2017に出展致しました。 | WiLLiFE ウィルライフ株式会社

参考文献:お棺の製造・お棺の販売を通して人と心の安らぎを目指すヒューマンカンパニー株式会社 共栄 | ハイブリッド棺

 

仏壇とお墓を「まとめる」

出典:お墓が自宅にある生活【自宅墓】

仏壇とお墓、両方購入するとなると、かなりの出費となってしまいます。最近では費用を抑えたお墓やミニ仏壇が注目されるわけですが、「仏壇の中にお墓を入れる」ことにより、費用の問題を解決してしまう方法が生まれました。これは「自宅墓」などとも呼ばれており、上部に祈りのスペースを、下部に納骨のためのスペースを配した2層構造となっています。全ての遺骨を仏壇内に置くことにすると、かなり大きな仏壇が必要になってしまうため、遺骨の一部を納めたり、遺骨を粉末状にしてカサを減らして納めたりすることが提案されています。この方法なら、家にいながら毎日お墓参りができますね。

 

お墓を納骨堂にまとめる

近年、地方にあるお墓を、納骨堂や樹木葬へ改葬する件数が増えるとともに、遺骨は全て納骨堂や樹木葬などにまとめてしまうのが主流となってきています。改葬の際、引っ越し先として墓石を建てるような外墓地を購入するとなるとたくさんの費用がかかってしまいます。そんなとき、納骨堂や樹木葬に遺骨をまとめてしまうのが新しい選択肢として受入られているのです。自動搬送式納骨堂の場合、約8体まで遺骨を収蔵することができて、およそ100万円ほど。永代供養もされるので、管理者は不要。

画像引用:ひかりの園

また2019年にグランドオープンした「ひかりの園」のブックタイプなら35万円~で収蔵することも可能なことから、取り出した遺骨が予想より多かった場合、低価格で遺骨を安置することができるのです。

 

手元供養では、遺影と骨壺を「まとめる」

手元供養

出典:フォト&メッセージ ローズ ミニ骨壷|ソウルジュエリー 公式ブランドサイト

遺骨を自宅で供養する手元供養の世界では、もう一つ「まとめる」例が出てきています。遺影とミニ骨壺をドッキングさせた商品です。遺影の裏側に少量の遺灰を込めた骨壺を設置するもので、仏壇はいらないと考える人たちの祈りのスペースにぴったりです。

 

葬儀とお墓のミニマム化まとめ

以上、「まとめる」をキーワードに供養の最先端をお届けしました。時代のニーズを受けて、供養業界では様々な商品が生まれています。大切な人が亡くなってからでは、慌ててしまってさまざまな選択肢があることに考えが及ばなくなりがちです。元気なうちは供養について考える機会があまりないかもしれませんが、この記事を読んだことをぜひきっかけとして、想い出をどう残すかを少しだけでも考えてみるのはいかがでしょうか。たとえ断片的でも情報を記憶にとどめておけば、いざというときに葬儀やお墓の選択肢が広がるかもしれません。

 

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