東京の納骨堂おすすめ5選 | 自動搬送式編
墓地不足が深刻化している東京では、現在急ピッチでたくさんの納骨堂の建設が進められています。そのなかでも昨今もっとも注目されている納骨堂の形式が「自動搬送式」です。自動搬送式は室内墓所とも言われており、従来の墓石のお墓の良さを残しながらも、室内でより快適に参拝ができ、骨壺をよい状態で管理することができるため人気となっています。そこで、都内で複数ある自動搬送式の納骨堂のなかでも厳選した5つを紹介します。
納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 体験談・ランキング > 充実の設備に感動!眞敬寺・蔵前陵苑見学レポート(東京都・台東区)
今、東京都内に続々と納骨堂がオープンしているのをご存知でしょうか。ここ数年間で約30か所(建設中含む)が新たに建てられており、すべての区画が完売するとおよそ12万~15万人が使用することになるそうです。近年建設されている納骨堂のほとんどが自動搬送式納骨堂となっており、現在お墓がない人はもちろんのこと、地方のお墓を墓じまいしその引っ越し先として選ばれるなど、宗教宗派を問わず幅広い受け入れをすることで注目を集めています。
そんな“いまどき”の自動搬送式納骨堂ですが、やはり毛嫌いをする人も多いのではないでしょうか。そこで、実際に自動搬送式納骨堂へ足を運び、その内装や実態をレポート。今回は、東京都・台東区にある「蔵前陵苑(くらまえりょうえん)」に行ってみました。
その名の通り都営大江戸線蔵前駅が最寄りの蔵前陵苑。地下鉄を下車したら、A5出口から現地へ向かいます。駅の出口にはエレベーターもついていたので、階段を登らずとも地上へ行くことができました。出口の隣にはローソンがあるのが目印です。
ちなみにこの他にも
というルートで行くことも可能です。
※公式HPより引用
ホームページでは蔵前駅から徒歩5分との記載がありますが、PCとカメラを抱えた筆者(女性)の足ではおよそ8分ほどかかりました。男性であれば5分で行けるかもしれません。A5出口付近にあったローソンとは反対方向へしばらくまっすぐ進みます。
三筋二丁目の信号を右に曲がると、どどーんと大きな建物が出現! 蔵前陵苑に到着です。
施設のコンセプトが「光が集う場所」であるため、建物外観は、周辺環境に配慮した色彩と、天空に伸びる双塔や中央の光の白道とそれを受ける天蓋を表現しているそう。宗教宗派不問ということもあり、管理こそ眞敬寺というお寺になりますが、外観からは仏教感やその他宗教を連想させるイメージはありませんでした。
エントランスがとても広々としており、左右には木のぬくもりが感じられるベンチテーブルが常設されています。
エントランスにて見学希望の受付をすませると、まずは5階に案内されました。エレベーターを降りるとそこには開放的な広々とした空間が…!5階はフロア全体がカフェスペースの客殿となっており、参拝者はもちろん、葬儀などで訪れた人たちが自由に休める場所となっています。会食を行うこともできるため、法要などの際はテーブルをパーテーションで区切り、食事をとることもできます。無料のドリンクサーバーも完備されているため、お茶・お水は自由にいただけます。
この客殿では月に1回ペースでイベントが開催されており、終活や墓じまい・改葬をテーマにしたセミナーや、近隣の噺家さんを読んで寄席を楽しむこともできるのだそう。
赤ちゃんを連れたご家族に嬉しい授乳室。オムツ替え台はもちろん、洗面台もついているので授乳後の身だしなみを整えることができますね。またこの他、女性専用のパウダールーム、喫煙ルームも完備されています。
続いて6Fにある参拝室へ。ハイグレードタイプのフロアとなっており、こちらの区画価格は103万円から。6階参拝室契約者のみが利用できるラウンジが完備されており、ここからは東京スカイツリーを眺めることができます。
写真でみるよりも実際はもっと間近な印象があり、その眺望の良さには感動します。
夜になるとスカイツリーがライトアップされ、まるで高層階のラグジュアリーレストランかのようなロマンティックな雰囲気のなか故人との思いを馳せることができます。3階にも参拝室はありますが、残念ながら3階からはスカイツリーを眺めることはできません。ハイグレードタイプならではの特権です。
参拝室にはウォールナットが使用されており、ブラウンの色調がモダンで落ち着いた雰囲気となっています。
モニター下のカードリーダーにICカードをかざすと、遺骨が入ったお厨子が運ばれ、エレベーターのように扉が開きます。開いた扉にはお線香がわりとなる電気式のお焼香が備え付けられており、香炉にお焼香を落とすと煙が上がります。(ちなみに6階のお焼香は住職のこだわりでとても高品質なものを使用しているのだとか…)
遺骨を収める厨子の中身はこのような形でした。この厨子の部分が自動搬送式の機械で運ばれてきます。通常の8寸の骨壷では2つまでしか収めることはできないのですが、写真の小さい骨壷に入れ替えると約8体まで収蔵することができます。
続いては案内されたのは3階フロア。ここはベーシックタイプの参拝室と法要室があります。先程までみていた6階は重厚感がありダウンライトな印象だったのですが、相反して3階はエレベーターから降り立った瞬間、「ま、眩しい…!」と言わんばかりの光に満ち溢れた空間。
参拝室の奥にある共同の献花台とお焼香スペースへ続く道がまるで光に続いているかのようです。
3階参拝ブースには杉の木が使用されており、墓石は白御影石となっています。1区画85万円となっており、6階のハイグレードタイプよりもリーズナブルです。墓石よこのモニターには厨子に入っている故人の遺影、お名前、戒名、没年月日などが映し出されます。
余談ですが、見学者用の参拝ブースに映し出されているこちらのお方は、お寺の住職のお母さま(ご存命)だそうです。
参拝終了ボタンを押すと、次回の回忌法要の日程なども表示してお知らせしてくれるので、うっかり回忌法要を忘れて慌ててしまうとったことも防げそうです。
蔵前外観は各階の法要室で回忌法要を行うことができますが、本堂では200名規模の葬儀・告別式を行うことも可能です。
御本尊を祀る宮殿はまさに荘厳。これまでの外観・内装のあたたかみのある雰囲気とはまた違い、豪華絢爛な空間です。
欄間は蔵前陵苑の周辺環境にあるアメ横、浅草の浅草寺、スカイツリーなどが表現されており、その芸の細かさに圧倒してしまいます。
一通り見学をさせてもらい感じたのですが、蔵前陵苑は細かい配慮が随所にみられるのが印象的でした。
まず、見学している間なんだか館内全体が爽やかないい香りがほんのり漂うなと感じていたら、定期的にいい香りがプシュッと噴射される機械が設置されておりました。各フロアごとに設置されているのですが、住職がこだわり抜いた香りが階毎にセレクトされているそうです。
また、本堂や法要室で使われているこ椅子はクッション面がフカフカし過ぎず、かつ硬すぎず絶妙な座り心地。背もたれまでの幅も計算されて作られたオリジナルだそうで、法事中など長時間の着席から急な立ち上がりをサポートしてくれます。なんてこだわりなのだろうか。
3階の客殿フロアには、参拝に訪れた人へ向けたコミュニティボードが設置されています。写真にある「褒められて嬉しい言葉はなんですか?」といったテーマも毎回住職が決めているそうで、テーマにそった回答メッセージが貼られておりほっこりします。
館内は申し分ないほど清潔で明るく、そしてスタッフさんがとてもプロフェッショナルな接客をしてくれるため、思わず見学だけで終わらず契約の話まで進んでしまうところでした。また、何度かいっておりますが住職のこだわりも随所に反映されていることから、この納骨堂に対する熱量も感じることができました。定期的に館内でイベントを開催していることから、いつも静寂が漂っているといった穏やかさはないかもしれませんが、ここならば死後も人の気配を感じながらにぎやかさを感じながら眠ることができるかもしれません。それはそれで、ありだなぁと、筆者は思ったのでした。
気になった方はは是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
納骨堂辞典では東京や関東の納骨堂の紹介をしています。みなさんのご要望にお応えして人気ランキングや費用、納骨堂の種類についてなども解説していますのでぜひご覧ください。納骨堂辞典|納骨堂・永代供養墓の全て
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