改葬や生前購入のリアルな声を発信中!「十方寺 本駒込陵苑」公式アンバサダー
都内最大級の自動搬送式納骨堂「本駒込陵苑(ほんこまごめりょうえん)」では、2021年1月から、公式アンバサダーによるPRを実施しています。新型コロナウイルスの感染予防のために現地の見学を控えている方に対して、お墓を使用している方のリアルな声を届けることを目的とした企画だそうです。アンバサダーに認定された方には本駒込陵苑のお墓の使用権が進呈され、実際にお墓を使用した体験を元に、施設やサービスの魅力を発信しています。
納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 体験談・ランキング > あの安藤忠雄が建築監修!安養院・ひかりの園見学レポート(東京・品川区)
今、東京都内に続々と納骨堂がオープンしているのをご存知でしょうか。ここ数年間で約30か所(建設中含む)が新たに建てられており、すべての区画が完売するとおよそ12万~15万人が使用することになるそうです。近年建設されている納骨堂のほとんどが宗教宗派を問わず幅広い受け入れをすることで注目を集めています。そんな“いまどき”の納骨堂、やはり毛嫌いをする人も多いのではないでしょうか。そこで、実際にできたばかりの納骨堂へ足を運び、その内装や実態をレポート。今回は、自動搬送式ではなく、ブックタイプ型納骨堂という異彩を放つ東京都・品川区にある「ひかりの園(ひかりのその)」に行ってみました。
JR目黒駅からも徒歩で行けるとのことですが、筆者は東急東横線不動前駅から現地へと向かいました。改札をでたら駅を背にして左方向へと進みます。
「不動前駅通り商店街」を突き当りまでまっすぐ道なりに進みます。ひかりの園のスタッフさんいわく、写真右に写っている「吉そば」が美味しいそうで、よくお昼ご飯に来られているのだとか(ちなみに筆者は帰り道に食べました。早い・安い・美味でした)。商店街ってなんだか活気があってわくわくしますよね。行き帰りどこに寄り道をしていこうか考えたくなる道のりです。
しばらく歩くと横断歩道と「オオゼキ」というスーパーが見えます。横断歩道をわたり、スーパーオオゼキを通りすぎていきます。
スーパーをすぎてから最初の角を左に曲がります。右側にはトレーニングセンターの施設があります。
曲がった先を道なりに進みます。ホームページでは駅から徒歩5分との記載がありましたが、ノートパソコンと大きなカメラを持った筆者(女性)の足では8分ほどかかってしまいました。
ゆるやかな坂道を登ると、道路に突き当たります。そこを右に曲がると、ひかりの園がみえてきます。到着するとわかるのですが、ひかりの園は2012年にオープンし、すでに完売してしまった「ひかり陵苑」と隣接しています。建物同士も内部で行き来できるようになっており、ひかり陵苑の第2期施設として建立されています。同じような名前の2号目施設ではありますが、ひかりの園はコンセプトをガラリと変えてきているのです。
その一つが、あの「光の教会」や「表参道ヒルズ」を設計した安藤忠雄率いる建築事務所が建築・設計の監修に入っていることです。
現在(2018年12月末)はまだプレオープン中であるため、外観および内装も完成はしておりません。しかし、すでにこれぞ安藤忠雄建築をと思わせるコンクリート打ちっぱなしの内装が広がっており、この簡素で抽象的な空間が故人との想いを馳せるための神聖な空気感を演出しています。
筆者がこれまで訪れてきた納骨堂はいずれも内装は違えど、高級ホテルのような雰囲気だったのですが、ひかりの園はまるで美術館です。
エントランスロビーは天井がとても高く、大きな窓からは滝が見える予定なんだとか。そしてこの滝は地下1階につながっており、地下参拝フロアからも滝を楽しむことができる仕組みになっているのだそうです。完成イメージがこちら。
ひかりの園は建築デザインだけでなく、新しい納骨の形を提案していることも魅力の一つ。それが「書架式」という本の形をした小さな箱に遺骨を収める「ひかりの魂手箱」と呼ばれるタイプです。
これまで、都内で50万円以下で供養できる方法といえば、多くが合葬墓へ遺骨を収めてしまうという選択肢しかなかったといっても過言ではありません。しかし書架式であれば全ての遺骨こそ管理はできませんが、小さな箱に遺骨を移すことで合葬することなく、安価で遺骨を安置することが可能です。
通常書架式は写真のように本棚のような書架室の前でお焼香などお参りを行います。しかし、お彼岸やお盆の時期などの時期で希望があれば、本棚から遺骨を取り出し、なんとそのまま持ち帰り自宅で供養を行うことができるのだそうです。実に画期的です。
ひかりの園は近年主流の自動搬送式の納骨堂ではありません。書架式の他2種類の納骨プランがあるのですが、いずれも決まった場所に永代に安置させます。地下1階のフロア一面にズラリと並ぶ仏様は、厨子1つに対して1つ飾られる釈迦如来像です。全て彫刻家さんによって手彫りされており、木の香りが漂いやすらぎます。
とはいえ、こんなに並んでいたらどこに自分が参拝したい厨子があるのかわからなくなりそうですよね。そこでICカードの出番です。エレベーターを降りたらすぐ受付機があるので、ここに持参したICカードをかざします。すると、千体以上ある釈迦如来像のなかから自身の厨子がある釈迦如来像が光る仕組みになっており、それを目印に参拝をおこないます。
厨子は引き出しのようなイメージで収納され、最大8体の遺骨を安置することができます。
※写真はイメージです
地下1階フロアの中心部には滝を眺めることができます。水が流れ落ちてくる様を間近で鑑賞でき、地下でありながらも光と水を感じることができる自然と調和された設計となっています。なんだか心を落ち着けて眠ることができそうです。
3階はプレミアムプラン専用のフロアとなっており、契約者しか利用することができません。タイプは地下1階と同様に厨子式で、特別応接室に安置され、希望者には戒名に院号が授けてもらうことが可能です。限定300とのことで、限りがあるため気になる方はお早めに問い合わせしてみることをおすすめします。
ひかりの園はこの他にも細かいところにこだわりがあります。例えば、館内に飾られているお花は日本フラワーデザイン大賞1位を獲得したベル・フルールという会社が全て手がけているそう。安藤忠雄監修の建築デザインにあわせて、華やかさはありつつも華美になりすぎない綿密なデザインが施されています。
また、書架式の魂手箱は印刷技術で大臣賞を獲得経験のある装丁職人が行うなど、全てにおいてトップクリエイターが携わっています。未完成といえど、ひかりの園からの並々ならぬ自信と熱量を感じることができました。もしかしたら、あえて自動搬送式という形式をとっていないことも、建築家をはじめ、こうしたクリエイターたちの“機械ではなく人の手によって丁寧な弔いを行いたい”と行った背景があるのかもしれません(筆者の想像です)。そう思わせるほどのこだわりがここにはありました。いかがでしたでしょうか。気になる方は是非足を運んでみてください。
納骨堂辞典では東京や関東の納骨堂の紹介をしています。みなさんのご要望にお応えして人気ランキングや費用、納骨堂の種類についてなども解説していますのでぜひご覧ください。納骨堂辞典|納骨堂・永代供養墓の全て
都内最大級の自動搬送式納骨堂「本駒込陵苑(ほんこまごめりょうえん)」では、2021年1月から、公式アンバサダーによるPRを実施しています。新型コロナウイルスの感染予防のために現地の見学を控えている方に対して、お墓を使用している方のリアルな声を届けることを目的とした企画だそうです。アンバサダーに認定された方には本駒込陵苑のお墓の使用権が進呈され、実際にお墓を使用した体験を元に、施設やサービスの魅力を発信しています。
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今、東京都内に続々と納骨堂がオープンしているのをご存知でしょうか。ここ数年間で約30か所(建設中含む)が新たに建てられており、すべての区画が完売するとおよそ12万~15万人が使用することになるそうです。近年建設されている納骨堂のほとんどが自動搬送式納骨堂となっており、現在お墓がない人はもちろんのこと、地方のお墓を墓じまいしその引っ越し先として選ばれるなど、宗教宗派を問わず幅広い受け入れをすることで注目を集めています。
そんな“いまどき”の自動搬送式納骨堂、やはり毛嫌いをする人も多いのではないでしょうか。そこで、実際に自動搬送式納骨堂へ足を運び、その内装や実態をレポート。今回は、オープンしたばかりの東京都・文京区にある「林泉寺・縁の園(えにしのその)」に行ってみました。
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