塔婆供養(とうばくよう)とは?そもそも塔婆とは?
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納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 用語・豆知識 > 終活に役立つエンディングノートの使い方が5分でわかる!
「エンディングノート」とは自分の人生の最後の期間や死後について書き記すノートのことです。ここ数年多くの人が記されているというエンディングノート、それはいったいどんなものなのでしょうか。また、どんな内容をいつ、書くものなのでしょうか。こちらについて紹介します。
今シニア層の間で空前のブームとなっている「しゅうかつ」を知っていますか?終わる活動と書いて「終活」と言い、自分が死んだ時に備えての準備をする活動のことです。ブームの背景には団塊の世代と言われている一時代を作ってきた大人達が、自分の最後も、そして残される家族や友人などに迷惑をかけない為に始めたことで火が付いたと言われています。一昔前は「死」という言葉は縁起でもないという事で敬遠されてきましたが、多死社会に突入し始めたと言われる時代を前に、そんなことを言っていられなくなったのが影響していると考えられます。また、終活とは何となく悲しい気持ちで始めたようにも思えますが、実は全く違います。これまで忙しく生きてきた自分の最後を考えることは、残された人生の時間をどの様に過ごしたいか?どの様に生きるのか?と、しっかり自分と向き合う為に活動されている人が多いのです。そしてこの終活のひとつに「エンディングノート」を記していくことが含まれています。
エンディングノートとは、終活に使うノートのことを呼びます。家族の為に、自分の「もしも」の時の為にお願いしたいことを書き留めて置くことができるノートです。例えば、生命保険の事や、病気などの場合は延命治療について、死亡した際は葬儀の会場や進め方などについてをあなたに代わってエンディングノートが言葉を伝える役割を果たしてくれます。家族や、友人にとってはあなたの意思を言葉として知る大切なノートとなります。
エンディングノートと聞くと遺言書と勘違いしてしまう人も多いのですが、別物となります。大きな違いは、遺言書とは死後の最終意思を示すもので、民法に定める方式で作成されるものです。一方エンディングノートは法的な効力があるものではなく、あなたの近況や、身体の状態などを伝えるためのメモと考えていただければわかりやすいのではないでしょうか。理想としては遺言書とエンディングノートの両方を書いておくのが良いでしょう。
エンディングノートは法律上の文書ではありませんのでどんな形で書いても問題ありません。手書きでもワープロでも、鉛筆でもボールペンでも、伝えたいことを伝えられれば良いのです。もしある程度形式が整っているものが良ければ、最近では葬儀会社等でノートやデータを配布しているところもあります。更には、大手文具メーカーのコクヨがエンディングノート用ノートを販売しているようです。エンディングノートを書こうにも何を書いたらいいか分からない、という人はこういったものを利用するのが良いでしょう。
エンディングノートは、自分の「もしも」の時に、あなたの代わりになって、あなたが必要としている事を伝えてくれるノートです。では、どんなことを書いていけば良いのでしょうか。
これらは最低限、「エンディングノート」に書いておきたい内容です。他には、「遺骨の一部を海にまいてくれ」「葬儀は楽しくやってくれ」といったことも書いても良いでしょう。
では、エンディングノートを書き出すタイミングっていつがいいのでしょうか。それは、『思い立ったが吉日』という言葉がある様に、自分がエンディングノートを作っておこう!と思った日が、エンディングノートを書く時です。最近では高校生などが、エンディングノートを書いていたり、バケットリストと呼ばれる、死ぬまでにやりたい100のことを書くノート呼ばれる、エンディングノートに似たようなノートもブームになっていたりします。若い世代の人は、既に「死」に対してきちんと考える力があるようです。そんな時代に、「自分の生き方」を見直せる機会があることは素敵な事です。あなたが、自分の人生を考え直したい時に書き出すものが、「エンディングノート」を書き出すタイミングではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。これから終活を行う人も、現在進行形で終活を行っている人も、エンディングノートを書く際に、ぜひ参考にしてみてください。
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