MENU

納骨堂コラム【納骨堂辞典】

納骨堂コラム【納骨堂辞典】

納骨堂コラム【納骨堂辞典】

納骨堂を購入しようかお考えの方が疑問に思うことをまとめました。
そもそも永代供養とは何?納骨堂は散骨とはどう違うの?といった納骨堂のコラムを紹介します。

納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 文化・歴史 > 仏教が由来の日常の言葉

仏教が由来の日常の言葉

私たちが日常的に使っている言葉のなかには、仏教由来のものが多々あります。何気なく発する言葉が、実は仏教から来たものだったなんて、ちょっと面白いですよね。日本人は「自分は仏教徒である」という自覚がないといわれますが、仏教的な言葉は、常に身近にあるのです。仏教が由来の言葉と、そもそもの意味について解説します。


挨拶

「挨拶」は、禅宗からきた言葉です。禅宗では問答を行い、悟りの程度を測り合いますが、これを「一挨一拶」といいます。このことから、一般的な問答や手紙のやりとりなども含めて「挨拶」と呼ばれるようになりました。

 

安心

「安心」は、仏教では「あんじん」と読みます。何があっても動じない深い心の安らぎを示し、その境地には仏を信じることで達するとされます。このように、もともとは「ホッとする」よりも、もっと深くて継続的な安堵を示しています。

 

億劫

「億劫」は、長い時間をあらわす仏教語です。「劫」はサンスクリット語で最長の時間の単位を示していますから、「劫」が「億」ともなれば、無限にも感じるような果てしなく長い時間のことです。そこから転じて「時間がかかる」ため「あまりやる気になれない」というニュアンスがつくようになったと推測されています。

 

無事

「無事」とは、仏教において「平穏で何の障害もないさま」を指します。まさに「なにごとも無い」状態です。仏教では、こだわりなく、煩いもなく、心が凪いで「無事」であることが大事であるとされます。事故や病気がなく、健康であることをあらわす現在の意味と、かなり重なるところがあります。

 

うんたらかんたら

「うんたらかんたら」「なんちゃらかんちゃら」といえば、意味の分からない言葉を示すときや、うろ覚えの言葉を引用するときに使う言葉です。実は、この「うんたら……」というのは、お経を読んでいるさまを指します。とくに密教では、サンスクリット語である真言を唱えることがありますが、「ウンタラタ、カンマン」といったフレーズがあるのです。一般人が聴き取れるのがこの部分だけということから、うろ覚えの言葉を示すときに「うんたらかんたら」と表現するようになったといわれています。

 

我慢

「我慢」は、現代においてはぐっとこらえること、耐えることを指します。しかし仏教で「我慢」といえば、「我」に執着し、思い上がること、つまりうぬぼれの心をあらわします。自分の意見を曲げない姿勢から「強情である」という意味に転じ、ついには、意地を張りとおすその姿から「辛いことに耐える」という意味に転じたと推測されています。

 

不思議

「不思議」の語源は仏教用語の「不可思議」で、想像することも、言葉にすることもできないことを指します。具体的には、仏の持つ神通力を指して「不可思議」が使われてきました。よって、もともとは「謎」というよりも、「常識では思いはかれないほどに素晴らしい」ことをあらわします。

 

退屈

ヒマなことを「退屈だ」と表現しますが、もともとは、仏道を志したものが修行に耐え兼ね、挫折することをあらわします。何もすることがないというよりも、むしろ何もできなくなるという意味で使われたのです。

 

諦める

「諦める」は、どちらかといえばマイナスの意味で使われる言葉です。しかし、語源である仏教用語のほうは、かなりポジティブな意味で使われています。「詳細を突き止め、明らかにする」という意味だからです。本質を明らかにする「諦観」などの仏教用語に、「諦」が使われます。

 

迷惑

「迷惑」もまた、仏教用語の一つです。「迷い惑う」という言葉そのまま、もともとは正しい仏道を見つけられず、自分のゆくべき道に迷い、戸惑い、途方に暮れてしまうことを示します。次第に「困惑する」意味合いが強くなり、現代のような意味で使われるようになったといわれています。

 

覚悟

「覚悟」には、「悟」という文字が入っていますね。もともとは、迷いを離れ、悟りを開くことを「覚悟」といいます。真理に目覚めることから転じて、「何もかもを全て了解し、心構えをする」という意味になったのではといわれています。

 

まとめ

以上、日常生活に隠れている仏教用語の数々をご紹介しました。意外に感じるものも、けっこう多かったのではないでしょうか。今と昔との、言葉の意味の違いにも驚かされます。他にも「玄関」「布団」など、ものの名前にも仏教由来のものが数多く残っています。気になったら調べてみれば、何気なく使っていた日本語の魅力に気づくかもしれませんよ!

 

関連記事:節分って仏教行事なの?お寺で行われる豆まき

 

納骨堂辞典では東京や関東の納骨堂の紹介をしています。みなさんのご要望にお応えして人気ランキングや費用、納骨堂の種類についてなども解説していますのでぜひご覧ください。納骨堂辞典|納骨堂・永代供養墓の全て


合わせて読みたい

盆踊り

盆踊りって面白い!その由来と全国のユニークな盆踊りを紹介

8月1日は「地獄の釜が開く日」などと称され、死者がこの世へ戻ってくる「お盆」の幕開けといわれています。近年では異常気象ともいえる暑さから、地獄の釜が開く日が年々早まっているような印象もぬぐえませんね。お盆は、盆踊りでイベントのピークを迎えます。盆踊りの由来と、全国のユニークな盆踊りを紹介します。

節分って仏教行事なの?お寺で行われる豆まき

節分といえば、日本人の誰もが「豆まき」を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、あまりにも有名な行事の一つなのに、なぜ節分に豆まきが行われるのか、答えられる人はなかなかいません。成田山新勝寺で行われる豆まきが有名ですが、ということは、豆まきは仏教行事なのでしょうか。豆まきについて、徹底解説します。

檀家になるとは?現代でお寺の檀家になることのメリットとデメリット

檀家(だんか)とは、特定の寺院を援助する家のことを指します。檀家が支える寺院のことを菩提寺(ぼだいじ)や旦那寺(だんなでら)と呼びます。この寺檀関係は江戸幕府の政策によって始まり、菩提寺は檀家の先祖や死者の供養を独占的に取り仕切りましたが、現代では崩壊しつつあります。なぜ、寺と檀家の関係が崩れてしまったのか。ここでは檀家制度とはどんな仕組みなのか、その必要性などについて詳しく触れていきます。

檀家とは

檀家とは?求められることや檀家制度の歴史

「檀家(だんか)」になるとお金も労力もかかって大変。そんなふうに思われている人は多いのではないでしょうか。そもそも檀家とは何をするのでしょうか。ここでは具体的に檀家に求められることや檀家制度の歴史などについて紹介します。

納骨堂の普及

納骨堂はお墓不足解消の切り札?首都圏で納骨堂の普及が進む背景

納骨堂が普及する背景のひとつに首都圏でのお墓不足が挙げられます。東京では人口の集中と高齢化に伴い特にお墓不足の事態が深刻化していますが、増え続ける需要に反して供給が進んでいない状況です。ここでは、お墓不足となってしまった原因を探り、その解決策として納骨堂が増えてきている理由について考えていきます。

一覧に戻る

カテゴリ検索

納骨堂人気ランキング

第2位

納骨堂・東京|満照山眞敬寺 蔵前陵苑【まんしょうざんしんきょうじ くらまえりょうえん】

この納骨堂をみる >

第4位

納骨堂・東京 | 一行院千日谷浄苑【いちぎょういんせんにちだにじょうえん】

この納骨堂をみる >

第5位

納骨堂・東京 | 龍澤寺の納骨堂ゆめみどう【りゅうたくじのうこつどうゆめみどう】

この納骨堂をみる >

  • 東京の納骨堂
  • 関東の納骨堂

最新の納骨堂コラム

関連サイト

運営者情報

ページの先頭へ