葬祭ディレクターとはどんな資格?何をしてくれるの?
葬儀社のHPやチラシに「1級・2級葬祭ディレクターが安心の葬儀をご担当します」などと書かれてあるのを、見たことのある人もいるでしょう。葬祭ディレクターという名称を聞くと、それだけでプロっぽくて安心してしまいがちですが、実際にはどんな資格で、何をしてくれるのでしょう。葬祭ディレクターについて解説します。
納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > お墓・お葬式・供養 > オリジナルな葬儀がしたい!祭壇・棺・演出オーダーのコツ
最近、「故人らしい葬儀を」「お仕着せではないオーダーメイドの葬儀を」といったうたい文句のもと、オリジナル葬儀をデザインする葬儀社が増えてきました。気の置けない親族を中心とした、少人数の家族葬が主流になりつつある最近の傾向が、その背景にあります。祭壇や棺、演出などをオーダーするためには、どのようなコツがいるのかをまとめました。
オリジナルの葬儀という言葉だけを聞くと、ぜひそうしたいと思う人は多いことでしょう。では、「どんな葬儀にしたいですか?」と具体案を聞かれたときに、スラスラと答えられるでしょうか。恐らく、そのような人はあまりいないと思われます。なぜなら、オーダーメイドの葬儀に参列する経験が、まだそれほどないためです。さまざまな具体例から選択するのではなく、自らイメージしたものをオーダーすることは、かなり難しいことなのです。しかし、ちょっとしたコツをつかめば、自分の理想とする葬儀を思い描き、葬儀担当者と共有することが可能になります。自分の「好き」を詰め込むつもりで相談してみましょう。
オリジナル葬儀を実現させる一番のコツは、事前相談に行くことです。多くの葬儀社が、生前契約を受け付けています。本人が元気なうちであればなおさら、本人と家族とで連れ立って、予約の上で葬儀社に出向きましょう。複数の葬儀社に相談してみて、演出内容や見積もりを揃えてもらい、比較の上で納得のゆくところに決定するのが理想的です。
オリジナル葬儀の要となるのが祭壇です。会場のなかで一番注目され、供養の対象となる遺影と棺が飾られるところですから、まずは祭壇のイメージについて相談しましょう。「オリジナル祭壇」といってもイメージがスッとわいてこないでしょうから、ひとまずはインターネットで画像検索をかけてみるのがおすすめです。さまざまな葬儀社が手掛けるオリジナル祭壇の画像がヒットするため、「こういう祭壇がいいな」と思うものがあったら、次々とお気に入りフォルダに入れていくか、プリントアウトします。集まったアイデアの種から、自分の理想とする祭壇の形を最終的にイメージしましょう。そして、ヒントとなった画像は、必ず葬儀担当者に見せて共有してください。目に見える情報を担当者に渡すことが、成功のコツです。また、祭壇のまわりに飾る花の種類や色によって、イメージがガラッと違ってきます。白い花は清純さや誠実さを、黄色い花は可憐さや元気さを、ピンクは優しさを、紫は上品さや高貴さを、青は男性的な堂々としたイメージを彷彿させます。表したい人柄によって花の色を決めると、ぐっと本人らしさが引き立つでしょう。
祭壇のイメージが固まったら、どんな棺がふさわしいかを考えます。葬儀プランにセットされている棺は、白木や白い布張りなどシンプルなものが多いのが特徴です。「この中から選ぶべき?」と思わずに、「他に棺の種類はありませんか?」と尋ねてみるのが、理想の棺と出会えるコツです。葬儀社は、プラン外の棺についてもラインナップを抱えています。取引のある、全ての棺を見せてもらいましょう。また、事前相談であれば、現在は取引のない会社の棺についても取り寄せてもらえる可能性はあります。あくまで可能性にとどまりますが、知り合いの葬儀やインターネットなどで好みの棺を見つけたなら、「この棺にしたい」と申し出てみましょう。ユニークな棺なら、もしかしたら祭壇のデザインを棺中心のものに変更したくなるかもしれません。
祭壇のイメージが固まり、棺を選ぶことができたら、いよいよ葬儀の中身である演出について詰めていきます。「孫に手紙を読んでほしい」「ピアノで好きな曲を生演奏してほしい」など、要望があれば担当者に伝えていきますが、「してほしいこと」を伝えたら、次は必ず「してほしくないこと」を具体的に話すのがコツです。オリジナル葬儀を望む人には、「こういうところが嫌だから、従来通りの葬儀にはしたくない」という願いが必ずあるものです。それを正しく伝えないと、本当のイメージは共有できません。「お経を読んでほしくない」のなら、仏式葬儀の式次第は使えませんし、「お涙ちょうだいの演出は避けてほしい」のなら、司会文を意識してさりげないものにしてもらわなければなりません。このように、「してほしくないこと」を伝えることによって、葬儀全体のイメージが変わってくるものです。自分がオリジナル葬儀をしたいと思うのはなぜか、従来の葬儀の何に違和感を覚えているのかを言葉で伝えられるようにしましょう。
以上、オリジナルな葬儀がしたいときにオーダーを伝えるコツをご紹介しました。葬儀社とのイメージ共有が、失敗しない最大のポイントです。事前相談では自分の気持ちを隠すところなく伝え、葬儀社が用意するイメージ画像や演出アイディアをたっぷり見せてもらい、理想の葬儀を形にしていきましょう。
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