お墓を生前購入する!現状、メリットとデメリット
「先祖代々のお墓に入る」という人以外にとって重要となるのが、「お墓の購入」です。お墓はかなり値段の高いものであり、一財産と言ってもよいほど。このため、「生前購入」という方法を検討する人もいます。
この「お墓の生前購入」について、その現状とメリット、デメリットについて見ていきましょう。
納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > お墓・お葬式・供養 > 命日に年忌法要ができない場合はいつやるのが適切?
仏式で葬儀を行った場合、一周忌、三回忌といった節目の日に法要を行います。これを「年忌法要(ねんきほうよう)」といい、故人の命日に親族が集まり、法要とお墓参りをするものとされています。しかし、さまざまな事情で命日に法事ができないことがあると思います。ここでは、命日に法事ができない場合、どのような日取りを選んだらいいのかを解説します。
まずは年忌法要の種類について確認しましょう。初七日、四十九日、百か日が終わった後、年ごとの法要を行うことになりますが、年忌法要は必ず毎年行うものではありません。一周忌は亡くなってから1年目の命日、三回忌は2年目の命日なので、ここまでは毎年ですが、次は七回忌(6年目の命日)となり、以後、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌と続きます。一周忌は「1周年目」という意味を持ち、1年目の命日である一方、次の三回忌が「亡くなった日を含めて3回目の命日」という意味を持ち、2年目の命日を指すことに注意しなければなりません。三回忌は3年目と思い込み、親族に指摘されて慌てて法事の手配をする人が少なくないようです。
年忌法要は、故人が亡くなったまさにその月日である「祥月命日(しょうつきめいにち)」に行うのが理想的です。しかし、現実には、命日が平日にあたる場合、親族みんなが集まるのは難しくなってしまいます。そこで一般的なのが、命日より前の土日に行うことです。命日の前に行うのは、昔から「法事は先に延ばさない」というしきたりがあるためです。法事を後に回すことは、故人をないがしろにしてしまうというイメージにつながり、避けられています。また命日に近ければ近いほどよいため、1カ月以上前だと「前倒しが過ぎる」とされてしまいます。
法事は前倒しがよいといっても、どうしても都合によって延期せざるを得ないときがあるでしょう。それは故人のことを思っていないためというわけではなく、やんごとなき事情があってのことであるため、命日後にしても差し支えはありません。命日前にできないことを気にして、年忌法要そのものを行わないことの方が問題です。ただ、命日後の法要を気にしてしまう親族もいることでしょうから、法要の案内を出すときにはハガキだけでなく電話で丁寧に事情を話すことが大事です。そしてできることならば、命日や命日前の都合がいいときに、お墓参りだけでも行いましょう。施主がお墓参りに行けなければ、お墓の近くに住む兄弟などに依頼をかけてみます。「今年は年忌法要が先延ばしになってしまうけれど、ご容赦ください」と前もって故人に報告しておくことができれば、気持ちが軽くなります。
ご先祖様が多い家だと、年忌法要が重なることがあります。「今年は、おじいちゃんの三十三回忌と、お父さんの七回忌が重なる年だ」といった具合です。もちろん2回行うのが丁寧ではありますが、親族が集まる都合を考えて、1回にまとめることも珍しくありません。年忌法要をまとめるときは、命日が早い方に合わせるのが一般的です。菩提寺とも相談のうえ、日程を決めましょう。
冠婚葬祭では、六曜によって縁起をかつぐしきたりがあります。例えば、結婚式には大安を選んで仏滅を避ける、葬儀は友引に行わないといった風習です。「法事のときにも、六曜を気にする必要があるのかも」と思う人もいることでしょう。しかし、年忌法要を営む際には、基本的に六曜を気にする必要はありません。ただ、「仏事は友引を避ける」という考え方が頭にある親族もいるかもしれないので、決めた日取りが六曜でいえばどれにあたるのかだけは押さえておきましょう。もしも不安になる親族がいれば、法要は基本的に六曜と関係がないこと、菩提寺も了解してくれた日取りだから安心であることを伝えるとよいでしょう。
一周忌から五十回忌まで9回の年忌法要があることになりますが、全てを行う家族はそう多くありません。一周忌、三回忌までは一般的ですが、七回忌以降の年忌法要を行うかどうかは、家族の考え方によります。七回忌は省いて十三回忌は行うなど、飛び飛びで行う家族もあることでしょう。また、三十三回忌で「弔い上げ」とし、以降は個人での法要を行わないとするケースがよくみられます。実際、五十回忌ともなると、故人をよく覚えている縁者が少なくなってしまうため、積極的に年忌法要を行おうとする親族がほとんどいなくなります。五十回忌は家族だけで行う、他の故人と年忌が重なったら行うといった家が少なくないようです。
以上、命日に法事ができない場合の対処法や、その他日取りについて解説しました。年忌法要は、亡くなってから年数が経つにつれて、手配を忘れてしまいがちです。菩提寺のある人は住職からお知らせがある場合が多いので安心ですが、菩提寺のない人はとくに注意しましょう。とくに1月に命日があれば、年が明けてから気づいても準備が間に合いません。お盆、お彼岸などお墓参りをするたびに、年忌法要が近づいていないかチェックするのが忘れないコツです。
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