喪中とは?忌中と喪中の違いと過ごし方
喪中や忌中といった言葉は聞いたことはあるでしょうか。喪中という言葉は、ときおり年末に年賀状の代わりに送られてくる喪中はがきのおかげで広く知られているでしょう。もう1つ忌中という言葉はあまり知られていないかもしれません。この喪中と忌中といった2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。意味と違いについて見ていきましょう。
納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > マナー・慣習 > 初盆前にやっておきたい9つのこと
故人が四十九日を迎えてから初めてのお盆を「初盆(にいぼん)」といいます。初盆には、普段のお盆と違い、行うべきことがたくさんあるため、前もって知識を持ち、備えておかなければなりません。ここでは初盆前にやっておきたいことを、時系列で並べました。
初盆は、四十九日などの年忌法要と同じように、主な親族が集まって法要と会食、お墓参りを行うのが一般的です。ただし年忌法要と違うのは、法要が会館などでは行われず、自宅の仏壇を使って行われることが多い点です。しかし現代では「遠くに住んでいる親族が多いから、初盆はごく身内だけで行う」という判断をする家族も少なくありません。自分たちはどうするべきか、ぜひ早いうちから親族と相談し、決めておきましょう。服装についても、喪服がよいか、暑い時期だから平服にするかといったことを年長者に相談しておけると、あとで困りません。日本人のライフスタイルが多様化した今、初盆の進め方に正解はなく、親族みんなが納得すれば、それぞれのやり方でよいのです。
親族と相談して初盆の方針が定まったら、次は菩提寺へ相談に行きましょう。菩提寺にお経をあげてもらう日を決めます。お盆の時期は、東京の一部なら7月13日から16日、沖縄を除くその他の地域は8月13日から16日、沖縄では旧暦のお盆となることが多いため、毎年日にちが違います。菩提寺の都合を優先して日程を決めましょう。なお、準備品は、宗派や地域によって変わってくるため、全体を通してどんなものを準備しておけばよいのか、この機会に菩提寺へ尋ねておければ安心です。
初盆の法要日が決まったら、だいたいの人数を伝えて会食場所をおさえておき、一ヶ月前までに参加者へお知らせ状を出します。お知らせ状には、初盆を行う場所(自宅)、日時、終了後には会食がある旨を書きます。法要や会食への出欠をはがきで取りたい場合は、返信はがきを同封しましょう。なお、平服と決めた場合は、その件も付記しておきます。
返信はがきや電話、メールなどで出欠確認が済んだら、会食の詳細を打ち合わせ、返礼品の手配をします。およそ2週間前までに済ませておくと安心です。会食については、プランと人数を確定させ、席次表を準備しましょう。故人と血縁関係の近い方から、上座に座ってもらうのが一般的です。返礼品についても、種類と数を確定させます。返礼品の内容に迷ったら、親族の年長者に尋ねるのも一つの手です。
法要の準備が整ったら、いよいよ自宅のお飾りの準備を始めます。盆棚、精霊棚と呼ばれる棚を、仏壇の隣や手前にセットしましょう。盆棚の材料は、お盆の季節になればスーパーやホームセンターに並び始めます。つまりあまりに早く用意しようとしても、材料がなかなか手に入らないということです。スーパーに関連商品が並ぶようになったら、必要品を意識して揃えましょう。セット商品を利用すると組み立てが簡単です。また、盆棚に飾るものは地域の慣習や菩提寺の考え方によって違います。リサーチしましょう。
初盆の直前には、やるべきことが重なってバタバタしがちです。服装とお布施については、準備が早すぎるということがないため、一週間前までには揃えておきましょう。初盆のお布施は3万円から5万円ほどが相場で、僧侶が会食に参加しない場合は5,000円程度のお膳料、遠方から来てもらう場合は5,000円程度のお車代を包みます。また、あまり袖を通すことのない喪服はシミやカビなどのトラブルを抱えることが多いため、早めにチェックし、風を通しておきます。トラブルがあった場合にはクリーニングに出すことを考えると、1週間ほど前までにはチェックしておくことが望ましいといえます。服だけでなく、バッグや靴などの小物類まで、一家全ての服装について確認しておきましょう。
仏壇の掃除は、初盆の直前であればあるほどよいのですが、不足品や壊れた仏具があったときのことを考えると、3日前までに済ませておくのが安心です。仏壇や仏具は繊細で、基本的に水拭きはNGですから、乾いた柔らかい布で拭きあげましょう。線香の燃えカスが残った香炉は、金ザルで灰をこしてきれいにしておきます。線香、ろうそく、マッチなどの備品についても、足りないものがないかチェックします。
お墓掃除は、できれば初盆の直前に行いましょう。せっかくきれいに整えても、天候の変化によって汚れてしまうことが多いためです。草抜き、落ち葉掃除、墓石の水拭き、香炉や花立など付属品洗いなどをしっかり行っておきます。暑い時期なので、体調管理には気をつけながら作業しなければなりません。なるべく朝や夕方の涼しい時間帯に行いましょう。初盆当日の朝早くに行うのもおすすめです。
お墓や仏壇に飾るための生花や、盆棚にお供えするための食品は、新鮮な必要があるため、なるべく直前に揃えます。初盆のお供え膳に彩りよく飾れるよう、精進料理の献立を考えて買い物リストを作りましょう。同時に、家へ寄る親族のためのお茶やお酒類、簡単なおつまみなども買っておくと、当日に慌てることがありません。
初盆には準備すべきことがこまごまとたくさんありますから、リストを作って時系列で整理し、1つひとつ確認しながら作業を進めるのが大事です。家族や親族の協力を仰ぎながら、大事な人が家のご先祖様となる初盆の施主を、しっかりつとめましょう。
納骨堂辞典では東京や関東の納骨堂の紹介をしています。みなさんのご要望にお応えして人気ランキングや費用、納骨堂の種類についてなども解説していますのでぜひご覧ください。納骨堂辞典|納骨堂・永代供養墓の全て
喪中や忌中といった言葉は聞いたことはあるでしょうか。喪中という言葉は、ときおり年末に年賀状の代わりに送られてくる喪中はがきのおかげで広く知られているでしょう。もう1つ忌中という言葉はあまり知られていないかもしれません。この喪中と忌中といった2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。意味と違いについて見ていきましょう。
喪主となる経験は、人生でそう何度もあるわけではありません。誰もが経験不足ななか、とくに悩みがちなのがお布施についてです。お布施とは何か、金額相場はあるのか、渡すタイミングなど具体的なことをご紹介したうえで、最後にお布施の大事なマナーについてお伝えします。
施餓鬼会(せがきえ)は、仏教の行事の1つです。施食会(せじきえ)とも呼ばれ、死者の魂を弔うことを目的としていますが、その対象や時期は一般的な法要と異なります。地元のお寺から施餓鬼会の案内が来ることもありますが、何のことかわからず参加したことがない人も多いでしょう。ここでは、施餓鬼会の内容やマナーについて解説します。
お葬式に参列する時、一番気になるのは服装ではないでしょうか。特に若い人の場合、お葬式に参列した経験自体がないということも少なくありません。また、自分はともかく子どもに何を着せれば良いのかわからないこともよくあります。ここでは、お葬式の服装における基本的なマナーをまとめました。
法要の際、僧侶にお渡しするお布施の額をどのくらいにすべきか、悩む方も多いのでないでしょうか?お布施の包み方、表書きの書き方、渡し方など、意外と知らないお布施のマナー。故人を供養するために、しっかりお布施の作法・マナーを学びましょう。今回はお布施に関するあらゆる疑問に徹底解説します。
第1位
第2位
第3位
第4位
第5位