終活に役立つエンディングノートの使い方が5分でわかる!
「エンディングノート」とは自分の人生の最後の期間や死後について書き記すノートのことです。ここ数年多くの人が記されているというエンディングノート、それはいったいどんなものなのでしょうか。また、どんな内容をいつ、書くものなのでしょうか。こちらについて紹介します。
納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 用語・豆知識 > 墓じまいとは?手続きや費用、墓じまいで行う供養とは
今、遺骨を取り出しお墓を更地にする「墓じまい」が注目されるようになっています。その背景には、子どもや孫の世代が生まれた地域にずっとそのまま留まり、先祖代々のお墓を守っていく。昭和の時代には当たり前だったことが、現代ではできない家が増えていることが考えられます。ここでは、そんな墓じまいの意味や費用、取り出した後の遺骨をどうすべきかについて解説します。
墓じまいとは、今あるお墓の契約を終了し、お墓に埋葬している遺骨を取り出して更地にすることを指します。
核家族のスタイルが定着した現代において、お墓の後継者に悩む人は多いのではないでしょうか。「子どもたちは上京して田舎に帰ってこない。自分の死後、お墓を守ってくれる人がいない」「両親が亡くなって実家を整理することにしたため、お墓も整理したい」といった事情で、墓じまいを検討する人が増えているようです。
墓じまいを行う場合、寺院など墓の管理者に相談し、役所で手続きを行ったあとに遺骨をお墓から取り出します。その後、石材店にお墓を更地にしてもらいますが、取り出した遺骨をどのようにするかによって、段取りが少しずつ違ってきます。取り出した遺骨の扱いは2タイプあり、新しいお墓を用意して遺骨を改葬するパターンと、お墓を作らず散骨などをするパターンがあります。
遺骨を古い墓から新しい墓へ移すことを改葬といい、この場合は先に受け入れ先を決めなければなりません。改葬には、市区町村役場で改葬許可をもらう必要がありますが、許可を得るためには今の墓地管理者からもらう「埋葬証明書」とともに、新しい墓地の管理者が発行する「受け入れ許可証」が必要だからです。将来、子世代も一緒に入れるように、子どもの住居のそばに墓地を求める人が多いでしょう。あるいは、先祖代々の遺骨専用の納骨堂を契約するという方法もあります。
いずれにせよ、改葬を決めたらまずは新しいお墓探しから始めましょう。「埋葬証明書」と「受け入れ証明書」が揃えば、市区町村役場で「改葬許可証」をもらい、許可の手続きをします。その許可証をもって、実際に石材店などによる工事が動き出すことになります。
例えばお墓の後継者が自分しか残っておらず、墓じまいをしたら先祖の遺骨は散骨し、また自分もお墓を作らず散骨してもらう予定であるという人もいることでしょう。
墓じまいの後に散骨をするような場合は「改葬許可の申請は必要ない」とする自治体もありますが、改葬許可証がないと遺骨を引き渡せない決まりになっているお寺は多いものです。また、「誰のものともわからない遺骨を散骨してしまう」といった事故防止のため、改葬許可証を必要とする散骨業者も多く見受けられますので、まずは関係者らに確認をとりましょう。また、自治体によっては散骨や自宅保管が理由では改葬許可証が発行されない場合がありますので、散骨業者にきちんと事情を話しましょう。誰の遺骨かが明記されている埋葬許可証や埋葬証明書さえあれば、散骨をしてくれる業者もあります。
新しいお墓への改葬をともなう墓じまいは、今あるお墓を解体する費用と、新しいお墓を建設する費用がかかります。解体費用は立地や造りによって違うため相場を求めるのは難しいですが、1㎡あたり10万円から20万円をみておくと安心でしょう。
新しいお墓については、一般的な継承墓を求める場合は150万円から200万円ほど、都心に近づくほど相場はぐっと上がるため注意が必要です。なお、寺の檀家であったときには「離檀料」と称してかなりの金額を求められてしまう可能性が否めません。これまでの供養への感謝のしるしとして、気持ちよく払えるような範囲であればいいですが、明らかに離檀を引き留めることを目的としているような多額の場合は問題です。本来、お墓をどこにするかは祭祀継承者の自由です。このままお墓を残しても、結局は無縁墓になってしまう可能性が高いことを住職にきちんと説明し、良識ある対応を求めましょう。
今あるお墓を解体するということに、「何らかの供養は必要ないのだろうか」と不安を覚える人もいることでしょう。お寺のなかの墓地であれば、遺骨を取り出すときなどに墓石の魂抜きとして閉眼法要を行ってくれる場合がほとんどです。このとき、一般的な法事のように親族に集まってもらう必要はありませんし、平服で構いません。居合わせた親族が墓前に集まり、住職が短いお経を唱えるといった簡易的な形になります。
また、新しいお墓を建てた場合には、魂入れとして開眼法要を行ってくれる寺院がほとんどで、納骨の際に行われます。宗教フリーの霊園では、とくに希望がなければ省略される場合もあるでしょう。散骨をするなら、海洋からの散骨時に花びらを海へ浮かべたり、散骨場所に向かって黙祷をするといった儀式をともないます。しっかり供養をしたいと、僧侶をともなって散骨する人もいます。毎年、命日に散骨した地点へ訪れ、黙とうをささげる人もいます。墓じまい後、どのように供養を行うかは人それぞれです。自分が納得できる供養法を見つけましょう。
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