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墓友とは無縁社会における新たな交友関係。その意味と実態を解説

墓友という言葉が、近年になって新たに登場しました。聞き慣れない人も多いかもしれませんが、墓友は今の社会情勢の縮図ともいわれ、今後は更に増える可能性もあります。自分は関係ないと思っていても、いつか墓友ができる日が来るかもしれません。今のうちに、墓友の意味や注意点などを知っておきましょう。

墓友,納骨堂


墓友とは同じお墓に入ることを約束した友人

墓友とは、簡単に言うと「家族や親戚ではないが、同じお墓に入ることを約束している友人」のことです。広い意味では、同じ墓地に葬られる約束をしているだけでも墓友になります。他人と同じお墓に入ることに違和感を覚える人もいるかもしれませんが、これには昨今の社会情勢が大きく関わっています。

 

墓友が生まれた背景

日本は少子高齢化が進んでおり、先祖代々のお墓を受け継ぐ人がいないという状況が珍しくなくなっています。また、さまざまな事情によって単身で生活を送っている人、家族と同じお墓に入りたくない人もいます。こうした「無縁社会」に生きる人たちは、自分が入るお墓のことを自分だけで考えなくてはなりません。しかし、相談できる相手もおらず、自分1人しか入らないお墓のことで悩むのは、不安や寂しい気持ちが伴います。そこで、墓友という交友関係が注目され始めました。自分の為だけにお墓を用意するよりは、同じような立場の友人と墓地・お墓を共同購入し、一緒にお墓に入ろうという考え方です。こうすれば、1人寂しくお墓に入ることもなく、先に亡くなった友人のお墓参りをすることもできます。
 この墓友という名称は2012年頃から使われ始め、2014年にはテレビのオムニバスドラマの題材となったほどですので、少なくとも2014年以前には既に墓友なるコミュニティの形が注目されていたと考えられます。今では週刊誌で墓友特集が組まれるほどとなっています。

 

墓友は終活イベントなどで知り合うことが多い

墓友は、終活イベントやお墓参りなどで出会うことが多いようです。もともと墓友という言葉ができる前から、同じ土地に遺骨を埋葬する者同士のコミュニティなどはあったようです。最近では、共同墓地を管理する社団法人などが、契約者同士の交流のためにサークルを主催していることもあります。同じ共同墓地に埋葬される墓友ではなく、家族ではない人と一緒のお墓を買って入ろうという場合は
その相手をあまり簡単に決めてしまうわけにはいきません。人間性を知り、信頼のできる人かを判断するためにも、ある程度の期間の交流は必要なのです。そのため、最初から墓友を探すというよりは、趣味のサークルやイベントで仲良くなった人と交流するうちに、自然と墓友の話になったというケースが多く見られます。

 

墓友とお墓探しをする場合は、費用や場所に注意

墓友は単身世帯が増加している現代に合ったシステムだといえますが、注意点ももちろんあります。いくつか挙げてみましょう。

お金を誰がいくら負担するかはしっかり話し合う

墓友がお墓を共同購入する場合、費用を誰がどれだけ負担するかは重要な問題です。基本的には、全員が均等に負担することを前提に相談するべきでしょう。もちろん、一緒のお墓を共同で購入するのではなく、同じお寺の納骨堂に入ったり、並んで樹木葬にしたりするのも立派な墓友としての選択肢です。「同じお墓」に入ることにこだわる必要はないため、柔軟に考えましょう。

永代供養墓を選ぶ

墓友と購入するお墓は継承型のお墓ではなく、永代供養墓を選ぶのが無難です。永代供養墓にすることで、墓友も自分も死んだ後は、お寺や管理団体に遺骨の供養を任せることができ、継承者の心配はいりません。永代供養墓の種類としては、納骨堂や樹木葬墓などがあげられます。

お墓参りがしやすい場所を選ぶ

墓友同士なら、先に亡くなった人のお墓参りをしたいでしょう。そのため、墓友全員が通いやすい場所にお墓を購入しないと、お墓参りが大変になる場合があります。ご近所さんならあまり問題ありませんが、遠方の人と墓友になった場合は、よく相談しましょう。

信頼のできる墓地を選ぶ

最近はいろいろな企業やNPOが墓地の運営を始めています。墓友が生きているうちはともかく、全員が亡くなってしまえば、お墓の維持管理は墓地の管理者に任せるしかありません。しかし、歴史の浅い団体の場合、何かのきっかけで消滅してしまうことはよくあります。自分たちの死後を任せられる相手なのか、十分に検討する必要があります。可能であれば、公営の墓地や大きなお寺の墓地にするのがおすすめです。

 

墓友とは:まとめ

墓友とは、人生の最後を共有する友人という、とても大切な存在です。意見の合う友人として、生前からでも良い交流ができるでしょう。死後のことはひとまず置いておいて、話し相手を探すために地元のイベントなどに参加してみるのも良いかもしれません。お墓事情や人生観について意気投合する人がいれば、同じお墓に入ることを提案してみましょう。

 

 

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