新盆とはお盆と違う?伝統的な迎え方と現代にあった簡易新盆を紹介
新盆(にいぼん・あらぼん)とは、故人の死後、四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えるお盆の事で初盆(はつぼん)などとも言います。新盆ではどんな事をするのか、新盆を迎えるにあたり最低限知っておきたい基礎知識についておさらいするとともに、現代生活にどう新盆行事を上手く取り入れたら良いか考えてみましょう。


納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 文化・歴史 > 花まつりでお釈迦様の誕生を祝おう
仏教で「花まつり」といえば、お釈迦様の誕生会のことを指します。クリスマスがキリストの生誕祭であるように、お釈迦様にも生誕を祝うお祭りがあるのです。各地の寺院で様々なイベントが行われるので、花まつりの日には、お寺に足を運んでみてはいかがでしょうか。花まつりの意味や行事、代表的な寺院のイベントについてご案内します。

お釈迦様の誕生日は4月8日といわれており、毎年この日の前後を含めた数日間を「花まつり」として法要やイベントを行う寺院が全国にあります。なお、月遅れの5月8日や、5月5日の子どもの日に合わせてに花まつりを行う寺院もよく見かけられます。花まつりは「灌仏会(かんぶつえ)」ともいわれ、他に「浴仏会(よくぶつえ)」、「花会式(はなえしき)」などの別称を持っています。
花まつりのイベントとして代表的なのが、誕生仏に甘茶をかける行事です。誕生仏とは、右腕を上げて天をさし、左手は地をさしている仏像のことで、お釈迦様が生まれたときにこの姿をとって「天上天下唯我独尊」と唱えたという言い伝えになぞらえています。つまり、誕生仏とは、お釈迦様が生まれたときの姿をかたどっているのです。また、お釈迦様が生まれたとき、竜王がお祝いとして韓露の雨を降らせたと言い伝えられており、誕生仏に甘茶をかけるのはこの甘露の雨を再現する行事です。また、お釈迦様の生まれたルンビニ園はお花に囲まれた場所だったことから、誕生仏のまわりは、たくさんの花で華やかに飾られます。花まつりでは、お釈迦様が誕生した日をこのように再現することで、お祝いの意を表すのです。なお、花まつりの際に振る舞われる甘茶を飲むと健康に過ごせるといわれており、甘茶をいただきにたくさんの人が訪れます。
花まつりのイベントとして、とくに幼稚園などを経営している寺院などで多く開催されるのが、稚児行列です。子どもたちが華やかな平安衣装をまとい、おしろいをはたき、口紅でおちょぼ口を作って、寺院のまわりを練り歩きます。お釈迦様の母親が解任したとき、白いゾウが体内に入る夢を見たという言い伝えから、白いゾウのオブジェを子どもたちが引いていく姿も見られます。稚児行列に加わると、その年一年の健康を約束されるといわれているので、参加を考える親御さんもいることでしょう。稚児行列を行っている寺院では、花まつりが近くなると稚児行列への参加募集を行うことが多いので、ホームページなどでのこまめなチェックが必要です。「園児まで」「10歳以下」など、年齢制限を設けている場合もあるため、注意しましょう。
「大会」と名付けられるほど盛大なのが、長野県善光寺の花まつりです。長野市仏教会が、5月5日の子どもの日に合わせて行います。華やかな衣装が楽しめる稚児行列パレードや大法要、演奏会や落語などを楽しめるイベント、甘茶かけが行われます。なかでも見どころなのが「法妹(ほうまい)」という舞で、インド風の衣装をまとった少女たちがオリジナルの踊りを披露します。気持ちの良い季節なので、観光がてら訪れる人も多いでしょう。
外国人にも人気の観光地として知られる東京の浅草寺では、4月8日に仏生会が行われます。本堂前などに複数の「花御堂」が置かれ、参拝客らは中に安置された誕生仏に甘茶をかけることができます。また、甘茶は無料で振る舞われます。いつもとは少し雰囲気の違う浅草寺を味わいたい人におすすめです。
お年寄りの銀座として有名な巣鴨通りにあるとげぬき地蔵尊高岩寺でも、花まつりが行われています。巣鴨通り商店街が協賛して行うので、本当に賑やかなお祭りです。とげぬき地蔵尊の花まつりでは稚児行列が華やかで、稚児衣装を着せてもらえるうえにお菓子や記念写真までもらえるため、人気を博しています。いつもは大人ばかりの街に子どもたちが溢れるさまは、巣鴨を見慣れている人にとっても新鮮な光景でしょう。
坂戸市の指定無形民俗文化財に指定されている、永源寺の釈尊降誕祭には、毎年10万人余りが訪れ、賑わいを見せます。5月5日、子どもの日に行われるお祭りです。見どころは締めくくりに行われる花魁道中で、稚児たちも参加します。色とりどりの衣装が、実にきらびやかです。
仏教の行事といえば、法要や法話など、なんとなく「地味でかしこまったもの」と思っている人もいるでしょう。しかし、そんなイメージとは対照的に、花まつりはたくさんの花に囲まれ、僧侶や稚児たちがきらびやかな衣装を身にまとって現れる、華々しいイベントです。爽やかな春の陽気を感じながら、とても幸せな気分になれますよ。小さい子どものいる人ならなおさら、一度は稚児行列を経験してみてはいかがでしょうか。
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新盆(にいぼん・あらぼん)とは、故人の死後、四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えるお盆の事で初盆(はつぼん)などとも言います。新盆ではどんな事をするのか、新盆を迎えるにあたり最低限知っておきたい基礎知識についておさらいするとともに、現代生活にどう新盆行事を上手く取り入れたら良いか考えてみましょう。
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