お墓はいらない?手元供養や自宅墓とは
俳優の三國連太郎さんが「戒名不要、墓不要」と言い残して亡くなったのは、2013年のことでした。「お墓はいらない」と考えている人が多くなっているといいます。お墓がなくても、「手元供養」や「自宅墓」という方法があります。解説しましょう。
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お正月を機に実家に帰り、「せっかくだからお墓参りでも」と考えている人はいませんか。お正月は、お墓参りにふさわしい時期です。しかし、さまざまなことに気をつけなければ、風習のタブーに触れてしまう場合があります。お正月にお墓参りをすべきか否か、するとしたらどんな注意点があるかについて解説します。
お正月には年賀状が届きますよね。年賀状には、「本来なら、お目にかって新年のあいさつをしたいところだけれど、ひとまずは書面をもって失礼します」というメッセージが込められています。お正月は、さまざまな人に年頭のあいさつを述べる機会なのです。それは、目に見えない大事な存在に対しても同じこと。たとえば、初詣に行くのは、年の初めに神様へご挨拶をしに行く行為です。先祖へのご挨拶として、お墓参りにもぜひ行きたいものです。お正月にお墓参りに行くのは、先祖供養の一環として正しいことといえますが、お正月はめでたい行事ですから、お墓参りをするには少し気をつけたい点があります。ポイントは5つです。順番に解説しましょう。
お墓参りは、神社への初詣とは違う日に行きましょう。実は、お墓と神社は相性が悪いということをご存じでしょうか。神道の神様は、死や血のけがれを嫌います。そのため、神社ではお葬式を行わないほどです。神道のお葬式は、必ず自宅や葬祭ホールで行われます。このことを知っている年配者は、お墓参りの後に初詣へは行きません。死の気配を神社へ持ち込まないためです。このマナーに従って、お墓参りは神社への初詣と違う日にセッティングしましょう。大みそかの夜から元日の夜中にかけて初詣へ行き、元日の日中にお墓参りをするというプランはいかがでしょうか。どうしても同じ日にしか行けないなら、初詣の後にお墓参りへ行くのが無難です。あるいは、お寺への初詣としましょう。
もし、年賀はがきではなく喪中はがきを出した人であれば、初詣には行けません。喪中は、おめでたいことを控える時期ですから、寺社への年頭のあいさつも避けるべきとされます。喪中でも、お寺にご挨拶をするという意味で、寺院への初詣なら許されるという考え方もありますが、やや少数派です。喪中の人は、お墓参りだけにとどめたほうが無難です。
「ついで参りをしてはいけない」という考え方があります。ついで参りとは、お墓参りを何かのついでに行うことです。近くに寄った「ついで」にお墓へも行くというのは先祖に失礼なので、一番大事な用事であるお墓参りを中心に予定を立てるべきという考え方です。とはいえ、実家から離れて暮らしている人にとっては、お墓参りのためだけに予定を立てるのは困難でしょう。たとえ予定は後回しになってしまったとしても、年配者のなかには、「ついでにお墓参りも済ませました」と言うと「まあ」と眉をひそめる人もいます。お正月に親族で集まり、お墓参りについて話をするときには、「ついで」という言葉に注意しましょう。
お墓参りにはお墓掃除がつきものです。でも、お正月から一生懸命お墓掃除をしていると「家は年末に大掃除を済ませているのに、お墓はきれいにしておかなかったな」という、ちょっとした反省の気持ちが湧き上がってくる人もいるでしょう。お墓掃除を年末に済ませておければ、年初めには気持ちよくお墓参りができます。お墓掃除をするために、お墓参りを大みそかに行う風習のある地域も、少なくありません。
常に管理者のいる霊園や納骨堂のなかには、年末年始にお休みをとるところがあります。開園時間が短くなっている場合も考えられますので、念のため予定について確認しておくのがいいでしょう。せっかくの機会ですから、いざ行ったら閉まっていたということのないよう、注意したいものです。年末年始に休業している場合には、仏壇での供養をもって、先祖への挨拶に替えましょう。
以上、お正月におけるお墓参りのマナーについてご紹介しました。ポイントを間違えてしまうと、せっかくの楽しいお正月が色あせたものになってしまいます。家族みんながゆったり楽しく過ごせるお正月となるよう気を配り、心を込めた供養を行いましょう。
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